マザコンとはちょっと違う!? 母親と買い物、外食、恋バナもする「ママっ子男子」急増のワケ

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おネエ系とは一線を画した新たなカテゴリーのタレント・モデルが、バラエティ番組などで人気です。それは、いわゆる「ジェンダーレス男子」。彼らは、男女の壁を超えてファッションを楽しんでおり、りゅうちぇるや、こんどうようぢらがTV出演を果たしています。

最近では、読者モデルのとまんが日本テレビ系『ナカイの窓』に出演し話題に。自らを「絶食系男子」と例え、食欲、睡眠欲、性欲の3大欲求がないことを明かしました。

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その一方で、美に対する意識は強く、月に40万円ほどつぎ込むことも。自宅には美顔器などの美容グッズがそろっていました。一緒に出演していた女性モデルらが、自身の体重を45kgや55kgと公表するなか、体重が40.15kgしかなかったとまんに、驚きの声が集まりました。

女子力の高い男子が増えつつある昨今ではありますが、また、新たな価値観を持つ男子が流行りつつあります。

このような女子化しつつある男性の根源は何なのか、ある一冊の本を参考にして考えてみました。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーである原田曜平さんの著書『ママっ子男子とバブルママ 新しい親子関係が経済の起爆剤となる』です。

また新しい言葉の登場です。「ママっ子男子」。これは、従来のネガティブなマザコン像とは違い、母親と一緒に買い物や恋の相談、二人きりの旅行に出かけることができる20代前後の若者のこと。同書では、マザコン批判から解放された現代の母息子の実態と可能性に迫っています。

これまで母親と仲良くする男性は、「マザコン」と呼ばれ、みっともないことだとされてきました。36歳の筆者にとってもその感覚に近く、母親と一緒にでかけたり遊んだりすることは、特に20代前後の頃は恥ずかしく思って敬遠しがちでした。

しかし、近頃の20代前後の若者とよく接している原田さんによると、その状況が変わりつつあるというのです。

「彼らに共通するのは、従来のネガティブなマザコンとは違う、新しい男子像です。母親と仲がよいことを公言し、ショッピングや外食などの消費行動を母親と共にする。美容や健康にも関心が高い。恋愛やセックスの相談を持ちかけるなど、母親と友だち感覚でつきあう。その一方で、母親に対する精神的な依存度が高いとまではいえない――」ママっ子男子とバブルママ

昨今、女子力が高い男性が登場していますが、彼らは料理や掃除、洗濯といった家事に対する関心が高め。当然、母親との共通の話題も増えます。

ママっ子男子たちの特徴をみてみましょう。

コミュニケーションツールとしてはLINEが多く利用されているようです。現在大学生のママっ子男子の母親は、40代後半〜50代前半が多く、母親自身も上の世代に比べるとデジタルへの敬遠が少なく、ソーシャルメディアを活用しようとします。当然ながらわからないこともあるので、それをママっ子男子たちが教えるなどして助けるのです。

逆に母親から教わるのが美容化関係と、同書で紹介されています。

「料理や勉強のほか、肌の管理や香水についても母親に教えてもらいました。化粧水やファンデーション、アイブラウなどのメイク用品は母親の影響で買うようになりました」(20歳)

「幼少期から、化粧品、乳液、洗顔料はすべて母親の勧めるものを使っています。母親がたくさん買いますから、実家に帰るたびに、持ってきますね。母親が勧めてきた服を買うこともあります」(21歳)

ママっ子男子とバブルママ

とはママっ子男子の声。筆者として驚きを隠しきれないのですが、まるで友だちのように彼らは対等に付き合う新しい母息子の関係ができつつあるのです。

女子力の高い男性が増えたことで、話の合う家族ということで母親との関係が近づいたのではないのでしょうか。その進化形として登場した「ママっ子男子」。●●系男子は様々なタイプがありますが、次はママっ子男子が浸透するのかもしれません。