6日、中国各地の学校で「新しく敷設された運動場のトラックから異臭がする」「子どもたちが鼻血を出すようになった」との訴えが相次いでいる。写真は深セン外国語中学のグラウンド撤去作業。

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2016年6月6日、新華社は記事「中国全土の学校に無数の“猛毒運動場”」を掲載した。

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大気汚染や食品安全などさまざまな健康問題が取りざたされている中国で、最近注目を集めているのが猛毒運動場だ。「新しく敷設された運動場のトラックから異臭がする」「子どもたちが鼻血を出すようになった」との訴えが各地で相次いでいる。

北京市第2実験小学校白雲路分校にも猛毒運動場疑惑が浮上している。今年3月から運動場に近い1階教室の児童がよく鼻血を出すようになった。病院で血液検査を受けたところ、血小板やトロンビンの数値に異常が見られた。5月になり体育祭の練習が始まり、運動場にいる時間が長くなると、多くの児童がめまい、むかつき、鼻血などの症状を訴えるようになった。健康被害を心配した親が子どもを休ませるようになり、クラスの半分が休む事態にまで発展した。

市当局は運動場や教室内の空気検査を実施したが、現時点では異常は見つかっていない。それでも保護者たちの不安は解消されていない。陸上トラックに関する基準はあるが競技のためのものであり、化学物質の量や子どもたちの健康に関する規定はないという。(翻訳・編集/増田聡太郎)