美魔女はただの独りよがり?加齢と正しく向き合う「スマートエイジング」とは

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近年“アンチエイジング”や“美魔女”など、いかに若さを保つかが注目されています。

しかし、その事に違和感があるのは筆者だけでしょうか? 最近は年齢に逆らって無理をすることに疲れ始めた女性が増えつつあります。人は誰でも歳を重ねていきます。「いつまでも若々しく綺麗で有り続けたい」という願いは女性なら皆、持っているでしょう。

しかし、歳を重ねたからこそ得られる美しさもある。それが“スマートエイジング”という考え方です。筆者が資格所有しているサービス介助士の理念、概念でも楽しく歳を重ねることを大切にしています。

そこで今回は、国民生活センターから無料で交付されている小冊子『暮らしの豆知識』も参考に、“スマートエイジング”という生き方をご紹介したいと思います。

 

■アンチエイジングの“デメリット・リスク・不安点”

筆者が学んできたサービス介助士の理念を基に、アンチエイジングのデメリット・リスク・不安点の例をいくつか挙げてみましょう。

(1)一時では効果が持続しない

(2)継続して美容を保つにはお金がかかる

(3)お金持ちで時間に余裕がある人にしかできない

(4)“外見だけではなく体力面でも衰えを感じる日が必ず来る”という現実への心構えが受け入れられなくなる

(5)外見と若さばかりに執着すると齢を重ねていく不安でセカンドライフが楽しめなくなる

 

■“アンチエイジング”と“スマートエイジング”の違いとは?

機械は時間が経つと錆び付いたり、部品が壊れたりするなど老朽化していきます。

人間も歳を重ねると老朽化する機械と同様に、価値が下がっていくとみなされるようになったのは18世紀の産業革命以降のアメリカが始まりと言われています。

国民生活センターの『暮らしの豆知識』では、アンチエイジングとスマートエイジングを下記のように説明しています。

〈age(齢を加える)という動詞にing(進行形)を合わせて「ageing」エイジングになります。これを日本語にすると「齢を加え続ける」という訳になります。「アンチ」とは、英語で否定を意味する接頭語。つまり、アンチエイジングとは“齢を加え続けることを否定し続ける”という意味です。

では「スマートエイジング」とは何でしょうか?

東北大学では2006年からスマートエイジングという考え方を推奨しています。

その定義は「エイジングという経年変化に賢く対処し、個人、社会が知的に成熟すること」としています。

個人は時間の経過とともに、たとえ高齢期になっても人間として成長でき、より賢くなれること、社会はより賢明で持続的な構造に進化することを意味します。>

 

■視点の相違

次に、“誰の為にやっているのか?”という視点からもこの2つを比較してみましょう。

・アンチエイジング・・・“自分自身との戦い”“他者に認められなければ楽しみ、喜びがない“

・スマートエイジング・・・“他者と共に成長”“自分、他者と共に喜び楽しむ”

1人で戦い、他者に認められなければ満足できない。これが“アンチエイジング”の疲れる理由です。例えば、無人島で1人ぼっちになったら……あなたはお化粧をしますか? ダイエットをしますか?

外見を磨き、見せびらかしたら「嫌な感じ」と、友人に嫌われますよね。しかし、どんな化粧品が流行か、どういう効力があるのか等の情報交換は、友人と有意義な時間を共有できます。お互い、学び得るものがあるからです。

これらがスマートエイジングの価値観、生き方です。

 

■“スマートエイジング”という価値観・生き方の取り入れ方

国民生活センターの小冊子では“スマートエイジングの価値観”の取り入れ方を下記のように例えています。

〈(1)時分の花

(2)まことの花

この2つは室町時代に世阿弥が著した能の理論書「風姿花伝」に出てくる言葉です。

「時分の花」は誰にでも備わっていますが、やがて失われていきます。

「まことの花」は精進をし続けた者だけが手にできるもので、生涯失われることはありません。「時分の花」を振り返る後ろ向きな生き方ではなく、積極的に「まことの花」を咲かせる前向きな人生の在り方、思想、価値観を持つことが「スマートエイジング」です。〉

自分も他者も、共存共栄しながら生きることを楽しむ他者との繋がりは、生きることに欠かせません。これはサービス介助士の理念の1つです。

空いた時間に読書、地域コミュニティへ参加する。趣味や習い事、毎日ニュースを観る。大それたことではなく、身近なこと・興味のあることを追求し、1日のほんのわずかな時間でも自分自身の学びのために行動を起こす。

そして、それを家族や他者と共有することがスマートエイジングです。

 

いかがでしたか? 加齢と共に美貌が衰えていく不安。それは“過去の若い自分”と今を比べているからです。10年後のあなたが今の自分を見たら「若かった時もあったのね」と微笑むはず。

年齢を重ねても美容や体型維持の努力を怠らないことは女性として立派で素敵です。どんどん取り入れていきましょう!

しかし、もっと大切なことは歳を重ねるにつれて物事の見方を深め、視野を広げ続けていくこと。つまり、人生を豊かにしていく事です。

内面から滲み出る気品、知的さは一生失うことはありません。外見ばかりに焦点を当てる“アンチエイジング”より、年相応の美しさの外見と、内面から滲み出る知的・気品さを持つ“スマートエイジング”の生き方をぜひ挑戦してみてください。

(ライター 中根千恵)

 

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【参考】

※ 独立行政法人国民生活センター(2016)小冊子『暮らしの豆知識』

 

【画像】

※ xiangtao / PIXTA(ピクスタ)