学生の窓口編集部

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ジブリ作品にはさまざまな隠し要素があります。たとえば、以前のジブリ作品のキャラクターがチラッと登場していたり、作品名が背景に描かれていたりなど……。今回は、知ってから見るとよりおもしろくなる、ジブリ作品の「隠し要素」を紹介します。

■トトロはさまざまな作品に出ている!?

●『平成狸合戦ぽんぽこ』には多数のジブリキャラが登場!

『平成狸合戦ぽんぽこ』の見せ場の一つである妖怪大作戦のシーンには、トトロや『魔女の宅急便』のキキ、『紅の豚』のポルコなどさまざまなジブリ作品のキャラクターが登場しています。

●『魔女の宅急便』にトトロの縫いぐるみが!

序盤のキキの部屋のシーンで、ベッドにトトロの縫いぐるみが置いてあります。白か薄い灰色っぽい色なので、中トトロかもしれませんね。他にも黒猫の縫いぐるみを届けることになる家のテレビにも、トトロのように見えるキャラクターが映っています。

●『千と千尋の神隠し』でクッションにジジが描かれている!

作中の中盤で、千が偶然坊の部屋に入ってしまうシーンがあります。その坊の部屋の中に置いてあるクッションをよく見ると、『魔女の宅急便』に登場する黒猫のジジが描かれているのです。

●『崖の上のポニョ』で冷蔵庫に小トトロが!

物語の序盤で、夫の耕一に「今日は帰れない」と聞かされたリサが、怒りながら冷蔵庫のビールを取り出すシーンがあります。この冷蔵庫をよく見ると、白い小トトロのマスコットが吊り下げられています。

●『耳をすませば』にトトロの本がある!

作中で雫が図書館で本を探すことになるのですが、雫の目の前の本棚の上から二段目の棚に「TOTORO」というタイトルの本が並べられています。タイトルまではちゃんと見ていないでしょうから、知らないという人も多いかもしれません。

●『耳をすませば』でポルコ・ロッソの名前が登場!

雫が猫を追い掛けて行った先で見つけた地球屋で、アンティークの大時計を見せてもらうことになります。主人が時計のネジを巻くシーンに注目しましょう。時計盤をよく見ると、「Porco Rosso」(ポルコ・ロッソ)と書かれています。

●『耳をすませば』にトトロの人形が!

物語の後半にバロンが自分の生い立ちを語りますが、ここでバロンが制作されているシーンが登場します。画面の左側にはさまざまな人形が置いてありますが、下の段の奥をよく見ると、中トトロと小トトロの人形も置いてあります。本作はこうした隠し要素が非常に多く見られます。

●『海がきこえる』の文化祭にポルコが出現!

物語後半で文化祭が行われますが、その中でたこ焼きやうどんの屋台が並ぶシーンが登場します。このとき飲食スペースをよく見ると、『紅の豚』のポルコと思われる人物が、背中を向けて座ってなにかを食べています。文化祭用のかぶり物か、もしかしたら本人なのか……。

●『天空の城ラピュタ』のパッケージにトトロが!?

本作のブルーレイやDVDのパッケージには、空中戦艦ゴリアテをバックに、フラップターで空を飛ぶパズーやシータたちが描かれています。このパッケージのゴリアテの上部をよく見ると、なんとトトロがいるのです。これぞまさに「隠し要素」といえるものです。

●あちらこちらに登場する「GHIBLI」の文字!

ジブリ作品には、さまざまなシーンにGHIBLI(ジブリ)の文字が描かれています。たとえば『魔女の宅急便』では街を走るバスの側面に「STUDIO GHIBLI」の文字がラッピングされています。他にも『紅の豚』では飛行機のエンジンのメーカー名が「GHIBLI」となっていたりします。

ジブリ作品の「隠し要素」をピックアップしてみました。すでにご存じのものもあるかもしれませんが、こうした隠された要素を知ってから見ると、より楽しめるものです。今回紹介した以外にも隠し要素は幾つもあるので、皆さんも探してみてはいかがですか?

(中田ボンベ@dcp)