離婚後300日以内に生まれた子供は、父親は離婚した相手になるという日本の制度を思い出したニュースでもありました。

こんにちは、白玉あずきです。今回も心の奥底に澱のように溜まる女のもやもやを、上から目線でセラピってみたいと思います。

今回のテーマは「不倫ブームがもたらす独身OLへの影響」です。

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今度はW不倫ですってよ。ファンモン加藤さんとアンタッチャブル柴田さんの元妻の方の婚外恋愛が世間をにぎわせています。もう、なにがなんだか。とか思いながらも関連情報をネットのニュースで読み漁るアタクシ。まさか、自分がこれまで何の興味も抱いていなかったアンタッチャブル柴田さんをウィキペディアで検索するとは。世も末感満載です。

彼女が既婚者で子持ちで、しかも、その相手が自分の飲み友達でもあった柴田さんだったということを、加藤さんは彼女の離婚後に知った、というのもすごい話です。一方、柴田さんも元妻から離婚を切り出された原因を、離婚後彼女から加藤さんの子どもを妊娠したと告げられたときに知ったそうで。
既婚者で子持ちで、夫とも知り合いだった人と不倫して、それを不倫相手にも夫にも気づかせないとは。

「え〜子どもがいるように見えない〜!」というのは、所帯じみたくないママへの最高のほめ言葉とされていますが、よっぽどそんな感じだったんでしょうね。

 

それにしても、今年は不倫のニュースが本当に多い。2016年上半期のトレンドはまちがいなく「不倫」でしょう。当たり年、なんていう言葉も聞きます。不倫系の本は売れ、不倫特集や記事が話題を呼んでいます。
今クールのドラマも、セックスレス主婦不倫の『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)、騙され不倫の『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)、殺人計画にまで発展する『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)、殺害された夫がその場にいたのは不倫相手と会うためだった『コントレール〜罪と恋〜』(NHK)などなど、不倫ストーリー目白押しです。
秋元康氏が監修企画という鳴り物入りで始まったバラエティー番組『EXD44』(テレビ朝日系)も初回テーマは「不倫」。ヒットメーカー秋元氏が手を出すんですから、不倫=トレンド、間違いありません。

自分の知らないところで「妻には卒論だすからね!」とLINEされていたり、初産の入院中に不倫相手を我が家に連れ込まれたり。今回にいたっては、加藤さんは結婚3年目でお子さん1歳。つまり、新婚気分も冷めやらぬ初めての育児に奮闘している中、だんなさんは、上は小学生のお子さんがいる方と恋愛していた、と。やりきれないこと限りなしです。

これらの不倫報道が、婚活にいそしむ独身アラサー、アラフォーの意欲を削ぐことがないようにと願わずにはいられません。かといって、もう「好きな人と結婚したら、今まで味わったことのない幸せが得られるんだよ!」なんて、大声で叫ぶこともできない。幸せに見えない実例の情報が多すぎるんです。これが、独身女性に「ま〜、結婚できたらいいけど、別にできなかったらそれはそれでいいじゃないの」という気持ちを増長させるのでしょう。そう言われると、歯軋りしたい思いですが、「そんなこと言っているうちに、どんどん結婚できる確立は下がっていくんだよ!」と檄を入れても響きはしないですよね。

でも、不倫する人はするけど、しない人はしない。する人の情報ばかりが目立ちますが、結婚して幸せな生活を送っている人だってちゃんといます。実際はそっちのほうが多いんじゃないかと思う(日々の些細なイライラはあったとしても)。

独身OLには「結婚したくなくなっちゃうよねー」と思うのではなく、恋愛体質の男は気をつけなくっちゃね! というくらいの気持ちでいてほしい。

でも、人は自分が「そう思いたい」ほうの情報を優位に受け取ります。自分が結婚できなければ、「結婚したばっかりに不幸を背負った」人の情報を「ほらね、やっぱりね」と選択する。しかも、自分に不利な情報は、結構な頻度でスルーするという傾向も強い。

なので、報道に携わる人には、1件の不倫情報につき、おしどり夫婦情報を10個くらい、セットで流すくらいの心遣いがほしい。独身OLの結婚への夢を壊さぬために。それこそが、日本の晩婚化、ひいては少子化に歯止めをかけるために報道関係者が唯一できることなんじゃないか、とすら思う今日この頃です。

「このまま独身でもいいかなって思う日のほうが確実に増えている」。不倫経験友だちがいる独身アラサーの「結婚ってなんなんですかね?」インタビューはその2に続く

■プロフィール

 白玉あずき

東京都出身。清泉女子大学卒。学生時代より活字メディアに携わり、四半世紀にわたり女性のおしゃれと恋愛とダイエットについて考察、記事にする。現在は雑誌や単行本の編集、制作に加え、女性コンテンツのプロデュースやディレクションなど多分野で活動。最近の生きるテーマは社会貢献と女性支援。