吉田(左)は、「昨季はモヤモヤした想いがあった。来季は、年齢的にも一番良い時期。まずは試合に出場できるように」と語った。岡崎は「昨季優勝したのは嬉しかったが、5点しかとれなかった。ボスニア戦もシュートを打てなかった。反省を今後に活かしたい」と語気を強めた。写真:田中研治

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 日本代表の岡崎慎司(レスター)と吉田麻也(サウサンプトン)が、6月8日にミズノのイベントにてトークショーに参加した。澤登正朗氏が司会を務めた当イベントでは、ふたりの昨シーズンを振り返ったほか、愛用するミズノのスパイクへのこだわりに加え、日本代表や今年リオで開催されるオリンピックについても語られた。
 
 前日に行なわれたキリンカップのボスニア・ヘルツェゴビナ戦に敗れたこともあってか、日本代表の話になると、ふたりは真剣な顔つきになった。最終予選の対戦国について、岡崎は「どのチームも簡単にいかない相手です」と難しさを口にし、吉田も「どこも嫌ですね。そのなかでも違ったサッカーをしてくると思うので、昨日(ボスニア・ヘルツェゴビナ戦)みたいな戦い方になるんじゃないかなと思う。サウジ、イラク、タイもシーズンのなかで移動して、例えば10月、11月に試合をしなきゃいけないとなると、ホームは10℃以下で、アウェーは30℃近くになったりと、サッカー以外の面でも大変になってくる」とホーム&アウェーというレギュレーションの過酷さを語った。
 
 またリオ五輪まで2か月を切り、オーバーエイジが気になるなか、その重要性を問われた吉田(オーバーエイジとしてロンドン五輪に出場)は、「個人的な意見ですけど、五輪を経験してないと流れや雰囲気が分からないと思う。最低、五輪を経験してるなかで、またブラジルにいったことのある選手、コンフェデやワールドカップに出ていたなら、さらに良いですね。さらに絶対的なチームの支えになれる選手。チームが苦しいときにどれだけ踏ん張れるか、引っ張っていけるかが大事ですね」と持論を展開。
 
 そして「もしも声がかかったら?」との澤登氏からの質問に、吉田は「所属チームのことなどをなにも考えないのでいいのであれば、もちろん行きたいです。でも僕の意見としては、オーバーエイジは、自分で『行きたいです』とアピールして行くものじゃなくて、『来てくれ』と言われていくものだと思う。現状は、僕に打診はないので、静観してます」と参加することに対して前向きな姿勢を示しつつも、打診がないことも明かした。
 
 同様の質問に対し、岡崎は「自分は五輪で悔しい想いをしてるので、なにもなければ、やっぱり五輪に出てメダルを獲りたい気持ちはある。でも逆に自分が五輪を若いときに経験したことで、海外に出たいと強く思えた。そういう意味では若い選手にとっては大事な場でもある。結果も出さきゃいけないですけど、日本人の若い選手にそういう舞台を体験してほしいというのもある。あとは選ぶ人の問題ですね」と自身の経験から、若手選手にとっては貴重な成長の場であることを強調した。

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)