6日、若者の深刻な就職難が続く韓国で、入社1年以内で退職する新入社員が4人に1人を超える割合であることが分かった。資料写真。

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2016年6月6日、韓国・ニュース1などによると、若者の深刻な就職難が続く韓国で、入社1年以内で退職する新入社員が4人に1人を超える割合であることが分かった。特に従業員300人未満の企業の早期退職率は、300人以上の企業の3倍にも上っている。

韓国経営者総協会が韓国の306の企業について調査した結果、大卒新入社員の1年以内の退職率は27.7%で、14年の調査結果より2.5ポイント上昇した。従業員300人以上の企業に限ればその比率は11.3%(14年)から9.4%に下がったが、300人未満の企業の退職率が31.6%から32.5%に上昇した。

新入社員の早期退職の最大の原因は「組織・職務への適応の失敗」で全体の49.1%を占めた。次いで「給与・福利厚生への不満」が20%、「勤務地域・勤務環境に対する不満」が15.9%などとなった。

一方、大卒新入社員の業務遂行に対する企業側の満足度はここ数年下がり続けている。全体の平均点が10年には79.0点だったが、12年に77.9点、14年76.2点となり、今年は76.0点だった。この数字も従業員規模により差があり、300人以上の企業では79.8点だったものの、300人未満の企業では74.8点だった。

これについて韓国のネットユーザーの反響は大きく、特に20〜30代から多数のコメントが寄せられている。

「会社生活では、業務よりも人間関係から受けるストレスの方が大きい」
「家族みたいな雰囲気と言われて入社してみたら、僕以外はみんな家族か親戚同士だった」
「最初に聞いてたことと勤務環境が違い過ぎる。7時出勤に11時退勤、週末勤務に当直や宿直までさせられて、中小企業の給料ときたら…」

「実際に辞めた人に聞いたら、ちょっと違う理由だと思う。手当が出ない残業、無能な上に性格の悪い上司とかが一番の理由じゃないかな」
「軍隊文化のような非常識な文化がまかり通る企業は多い」
「韓国の中小企業に事務職として勤めるよりも、オーストラリアの農場で働く方がはるかにまし。だからみんな逃げ出すんだ」

「ドラマみたいな職場を想像したら駄目。現実は違う」
「大企業は給料がいいからしばらく我慢するけど、序列文化に耐えられず辞めることになる」
「上司たちよ、自分ができないことをしてほしい時は指示じゃなくてお願いをしろ」
「辞める理由はただ一つ。人間扱いされないから」(翻訳・編集/吉金)