7日、台湾メディア・風傳媒によると、高級化粧品ブランド「ランコム」を展開する仏ロレアルに対し、香港、台湾の消費者から同社製品の不買を呼び掛ける声が上がっている。資料写真。

写真拡大

2016年6月7日、台湾メディア・風傳媒によると、高級化粧品ブランド「ランコム」を展開する仏ロレアルに対し、香港、台湾の消費者から同社製品の不買を呼び掛ける声が上がっている。ランコムの新店舗での音楽イベントが急きょ中止されたことが発端で、同メディアは「中国の歓心を買うため」と伝えた。

香港の新店舗で今月19日に開催されるイベントに出演予定だったのは、地元・香港の民主運動を支持してきた女性歌手のデニス・ホー(何韻詩)。中国紙が「デニス・ホーに出演を依頼することは香港独立を支持することに等しい」との疑問を投げ掛けたところ、中国のネット上にはロレアルの全ブランドのボイコットを訴える声が飛び交った。

ランコム側は5日に声明を出し、イベントの中止を発表。しかし、中国のネットユーザーの反発は収まらず、さらに香港、台湾の消費者の怒りを買うという事態に発展した。香港のネットユーザーはSNSに「ロレアルは世界最大の化粧品会社なのに中国政府の圧力に屈した。企業の道徳的責任を放棄している」などと投稿しており、台湾のネット上にもロレアルブランドの不買を呼び掛けるコメントが寄せられている。(翻訳・編集/野谷)