西川周作(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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試合後、東口順昭は悔しさを隠さなかった。G大阪のホームである吹田スタジアムで初めて開催される日本代表戦。そのいつもは自分が守るゴールを、西川周作に明け渡さなければいけなかったからだ。

「出たかったという気持ちは強かったですね。どうしたら出られるのかというのはわからないですけど……もっとアピールしなければいけないのか。まだ何かが足りないので、引き続きJリーグでやっていくしかないです。いつかこの悔しさをぶつけたいですね」

だが、この日出場した西川も、自分の「ホーム」では出場することができなかった。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任した直後の2015年3月27日チュニジア戦、西川はわざわざ監督に自分の生れ故郷であるとアピールしに行った。監督も「知らなかったことを教えてくれてありがとう」と答えたが、起用はしなかったのだ。

だから「気持ちはわかります」と西川は言う。しかし西川もこの試合にかけるものがあった。1試合前のブルガリア戦ではほぼ1年ぶりに川島永嗣が先発。その姿に西川は「闘志は胸に秘めて、チャンスが来たときに表に出していきたい」と語っていたのだ。

はたしてこの試合は監督に対してアピールになったのか。

「勝ってないので悔しい思いのほうがたくさんあります。こういう相手に対しても自分の目指す理想のGK像としては出せたことが多かったのでポジティブにも考えていますが、この悔しさを無駄にしないように、高い意識でトレーニングと試合をして、ファーストステージ優勝したいと思います」

「アピールは――、自分としては無失点で抑えるとそれが最大のアピールだと思うので、負けから学ぶということも受け入れがたいですが、受け入れて次につなげていきたいと思います」

西川も東口も、そして川島も今後とも一つのポジションを激しく争っていくはずだ。特に西川と東口はJリーグでも直接対決し、火花を燃やし続けるだろう。1週間後の15日(水)、吹田スタジアムでG大阪vs浦和があるのも因縁めいている。GKの争いは、相手に勝つことよりも味方に勝つことのほうが難しいのかもしれない。

【日本蹴球合同会社/森雅史】

▼ 東口順昭

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 西川周作

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 清武弘嗣、岡崎慎司、浅野拓磨

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 浅野拓磨

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 浅野拓磨

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 浅野拓磨

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 浅野拓磨

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 大島僚太、丸山祐市、小林悠、酒井宏樹

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 長谷部誠

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 長友佑都

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 長友佑都

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 長友佑都、清武弘嗣、宇佐美貴史、岡崎慎司

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 柏木陽介

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 本田圭佑

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 槙野智章

(撮影:岸本勉/PICSPORT)