中国メディアの中関村在線は5日、日本の航空会社で提供される機内食の製造工場を見学した際に得られた知見を写真と共に紹介する記事を掲載。非常に厳格な衛生管理のもとで作られている機内食に対し、「中国人はぶったまげてしまうだろう」と伝えている。

 最初に記事は「製造工場内部に入る前に、衛生面に対する非常に厳格なチェックが行われる」と説明。作業着を正しく着用しているかをチェックし、次に作業着にブラシをかけて大きなゴミを取り除き、その後ローラーがけをして小さなゴミや毛髪を除去、そして手洗いした後に消毒マットを踏み、エアシャワー室で衣服上のゴミや毛髪を徹底的に除去するという工程が含まれる。

 記事はこの衛生管理の水準を「非常に厳格」と驚嘆しているが、「日本人の謹厳さを考えれば少しも意外ではない」と称賛、非常に高い衛生管理のレベルが「何事にも徹底して行う」日本人の性格によって実現しているという見方を示した。

 続いて、食器洗浄機によって洗浄された食器を写真で紹介、「見たところ非常にきれい」と指摘している。しかしそれでもグラスを人が1つ1つライトをあてて汚れがないかを検査していると紹介し、「少しでも汚れが見つかったら、人がそれを手洗いする」と説明した。

 さらに記事は機内食の盛り付けがすべて人の手による点に驚嘆を示し、「ビジネスクラスだけでなく、エコノミークラスの機内食も人の手による」と説明、非常に丁寧に質の高い機内食作りがなされている点を称賛した。また工場内に食品と作業台の細菌量を検査する設備が備えられていることも紹介している。

 続いて、「航空会社の厳格な要求」として、「機内食は製造後24時間以内に乗客に提供される」と説明。そのため「すべてのスタッフは死ぬほど忙しい」と記事は指摘、もし飛行機の出発が遅れる場合は、鮮度の要求を守るために機内食を作り直すこともあると説明した。このような忙しさのなかで工場スタッフが製造する機内食の数は「一日4000食」と非常に大きな驚きを示した。

 記事が日本の航空会社で提供されている機内食作りにおいて、特に注目しているのは美味しさではなく、衛生管理や食器の清潔さなどの面に非常に大きな努力が払われている点だ。こうした努力に対して「心がこもっていると間違いなく言える仕事」だと絶賛したうえで、日本ではこのように機内食が作られていることを中国人が知れば、「ぶったまげる」とも主張している。中国では食品の安全が社会問題となっているが、こうした背景もあるため、記事が「心がこもっていると間違いなく言える仕事」と絶賛したのは決して高すぎる評価ではない。食べものを口にする消費者を意識しているからこそ、厳格な衛生管理を絶えず実施できるという見方が込められている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)