Sクラス カブリオレ、弟分のSLCと共にプレス発表会の場で披露された新型メルセデス・ベンツSLは、フェイスリフトを中心に3.0L V6直噴エンジンや9ATの採用などがトピックス。

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新しいフロントマスクのモチーフは、直立気味のフロントグリルが印象的だったレーシングモデルの「300 SLパナアメリカーナ」。同モデルは、1952年に登場した世界初のガソリン直噴エンジンとする2シータークーペです。

そのフロントマスクは、末広がりの形状として安定感とスポーティ感を増しているのが印象的。インテリアでは、ドアのベルトラインとダッシュボード上部を一体化させているほか、4つの円形エアアウトレットがスポーティムードを演出しています。

エンジンは全4タイプが用意されています。

3.0LのV6直噴ツインターボを新たに「SL 400」に搭載。高性能の直噴システムはもちろん、カムシャフトアジャスター、メルセデス・ベンツが得意とする「NANOSLIDE」加工をシリンダー壁面に施すことで摩耗損失を低減させるなどにより、367ps/500Nmというアウトプットと、11.6km/Lというカタログ燃費を得ています。

なお、「SL 500」には455ps/700Nmの4.7L V8直噴ツインターボ、「SL 63」には585ps/900Nmの5.5L V8直噴ツインターボ、そして「SL 65」には630ps/1000Nmを誇る6.0LのV12気筒ツインターボが搭載されています。

トランスミッションは、「SL 400」と「SL 500」に電子制御9速ATの「9 G-TRONIC」を新たに搭載。ダイナミックかつスムーズな変速と、エンジン回転数を抑えることで静粛性と燃費向上に寄与します。

また、SLの特徴である「バリオルーフシステム」も刷新され、約40km/h以下なら走行中でもルーフ開閉が可能(ただし、開閉を開始できるのは停止時のみ)。ルーフを開ける際はトランク内のカバーが自動で作動し、いつでもワンアクションで操作ができるようになっています。

価格は「メルセデス・ベンツ SL 400」が1265万円、「メルセデス・ベンツ SL 550」が1698万円、「メルセデスAMG SL 63」が2277万円、「メルセデスAMG SL 65」が3383万円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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