7日、韓国・聯合ニュースは、韓国銀行や旧ソウル駅などソウル市内のあちこちに、日本の植民地時代に当時の日本人朝鮮総督が文字を刻んだ礎石が残っていると報じた。写真は旧ソウル駅舎。

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2016年6月7日、韓国・聯合ニュースは、韓国銀行や旧ソウル駅などソウル市内のあちこちに、日本の植民地時代に当時の日本人朝鮮総督が文字を刻んだ礎石が残っていると報じた。

韓国民族問題研究所のイ・スンウ責任研究員はこのほど、「朝鮮総督らが残した汚辱の痕跡−植民統治者らの揮毫(きごう)が刻まれた定礎石と記念碑」と題した文章の中で、「我々の周りのそこここに日帝強占期(植民統治時代)の名残がいまだある」と指摘した。イ氏が代表例として挙げたのは、ソウル中心部にある韓国銀行本店の礎石。朝鮮総督府の初代統監を務めた伊藤博文の筆跡が今も残る。

また、1925年に建てられ04年まで使われた旧ソウル駅舎、1927年に京城法院庁舎として建てられた現在のソウル市立美術館には、それぞれの建設当時に朝鮮総督であった齋藤實の筆跡がある。

こうして当時から残された物だけでなく、当時の総督の筆跡をそのままに最近復元された石碑もある。市内麻浦区のマンション近くに置かれた「善通物」の碑だ。元は近くを流れていた「善通物川」を示す碑だったが、復元とともに移動されてしまい、本来の意味を知る市民はほとんどいないという。

イ氏はこうした例を紹介した上で、「つらい歴史の痕跡がソウルに残っていることを人々が知らずにいることが残念だ」とし、「日帝が残した痕跡もわが歴史として保存すべき」と主張した。これを受け韓国のネットユーザーからは多数のコメントが寄せられているが、保存に反対する声が圧倒的だ。

「なぜ保存する?全部ぶち壊すべきだ」
「これを全部壊しても、日本人が破壊した韓国の文化財に比べたらスズメの涙程度だ」
「政府は国定教科書を作るよりも日帝残滓(し)の清算に力を使ってくれ」

「親日派が権力を握っている限り、なくすことは難しい。将来、伝統性ある民主政府が樹立されたその時、壊して対馬の近海にでも投げ捨ててやろう」
「日本人の毛筆を石に刻んで残しておくことに何の意味がある?」

「こんな文字はまあいいとして、いまだに日本人が作った車を乗り回し、日本車は最高だと騒いでいるのは誰だ?日本で(韓国の)現代自動車が売れてるとでも思ってるのか?」
「日本に撤去を求めるべき。税金がもったいない」
「日本に持って行って売ればものすごく高く売れると思うよ」

一方、一部ではあるが保存すべきとのコメントもみられた。

「歴史を忘れた民族に未来はないと言う。こういう恥ずべき歴史も隠すことなく保存し、また恥辱の歴史が繰り返されることのないよう教育すべきだ」
「つらい歴史も韓国の歴史の一部だ。否定するだけでは良くない。これを破壊することは、西アジア地域にあるローマ時代の遺跡を全部なくすことと同じだ」(翻訳・編集/吉金)