【警告】日本=なし ボスニア・ヘルツェゴビナ=ベキッチ(34分)
【退場】なし

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【日本代表・総評】
チーム採点 5.5
 局面の勝負では相手のフィジカルの強さに手を焼くが、懸命に身体をぶつけて対抗。テンポ良くボールを動かしながら、宇佐美の個人技を軸に攻撃を展開し、清武が幸先良く先制した。しかし、直後に一瞬の隙を突かれ、前半は1-1で折り返す。
 
 後半は一時、主導権を握る時間帯もあったが、要所では相手の強固な守備を崩せず。最終ラインの背後を突かれて勝ち越し弾を許した後は、必死の反撃を見せたが、決定力が足りなかった。
 
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【個人採点・寸評】
[GK]    
12 西川周作 5.5
1分、9分、17分の際どいシュートをファインセーブ。29分の失点場面では、至近距離からの一撃を一度は防ぐも、こぼれ球を押し込まれた。2失点目にも懸命にセービングするが止められず。
 
[DF]
5 長友佑都 5(70分OUT)
イージーなボール逸やパスミス、クロス対応を誤るなど、守備に不安。局面の勝負でも力強さを見せられず。宇佐美のドリブル突破をサポートするフリーランは良かったが……。
 
6 森重真人 5.5
ジュリッチと激しいマッチアップ。身長差のある相手に食らいついたが、エアバトルの勝率は低かった。ただ、26分にはCKから惜しいヘディングシュート。正確なフィードでも攻撃陣を援護した。
 
22 吉田麻也 4.5
あっさりと1対1でかわされ、判断の遅れからビルドアップもままならず、危険な位置でファウルするなど、ディフェンスリーダーとしては信頼を大きく落とす内容。後半、エリア内に侵入してきたジュリッチに寄せるも、シュートを防げず、失点を許した。
 
21 酒井高徳 5.5
中に絞ってからの守備やカバーリングは悪くなく、球際の勝負強さも見せた。尻上がりに攻撃面の強度を上げていき、後半は何度かチャンスに顔を出したが……。
[MF]
17 長谷部誠 6(88分OUT)
効果的な縦パスを供給して、攻撃を活性化。身体を張ったディフェンスでも高い貢献度を示し、攻守両面でフル回転の働きを披露。後半から出場した遠藤との連係も問題なし。
 
7 柏木陽介 4.5(HT OUT)
守備では軽いプレーが散見し、攻撃面では清武らとの連動したパスワークに加わる回数も少なく、脅威を与えられなかった。持てる実力の半分も発揮できないまま、前半のみで交代。
 
13 清武弘嗣 6
トップ下で先発。14分の決定機は決められなかったが、28分の宇佐美のクロスは確実に押し込んだ。武器のワンタッチパスでテンポアップを図ったが、相手のタイトな寄せに苦戦する場面も。
 
[FW]
9 岡崎慎司 5(79分OUT)
裏に抜け出す鋭い動きはいつもどおり。ただ、相手の強烈なコンタクトプレーの前に、ポスト役としては不十分な出来。期待された代表通算50得点目も達成できないまま、途中交代。
 
11 宇佐美貴史 6.5(74分OUT)
前半はほぼパーフェクトのパフォーマンス。ドリブルしても良し、パスを出しても良し。緩急をつけた突破で左サイドを制圧し、清武の先制点をアシスト。後半もプレーのクオリティは落ちず、攻撃をリードした。
 
18 浅野拓磨 5.5
代表初スタメンとは思えないほど、落ち着き払ってプレー。ただ25分には宇佐美のクロスから決定機を迎えたが、ヘディングシュートはミートできず。一時は存在感が薄れるも、終盤に盛り返してゴールを狙うも、アディショナルタイムの決定機でパスを選択し、チャンスを逃した。
交代出場
MF
3 遠藤 航 6.5(HT IN)
柏木に代わり、後半のスタートからボランチで出場。最初から闘う姿勢を前面に押し出し、“デュエル”で奮闘。パス捌きもシンプルで、ブルガリア戦よりは内容的に良かった。

DF
20 槙野智章 5.5(70分IN)
左SBでプレー。不慣れなポジションながら、ポジショニングを意識しながら、難しいことはやらず、シンプルに与えられたタスクをこなす。特筆すべきインパクトはなし。
 
MF
24 小林祐希 5.5(74分IN)
代表初キャップ。左ウイングで起用され、思い切ったミドルを放つなど、積極的な姿勢を見せたが、相手の分厚い守備を切り崩すまでの力はまだ見せられず。
 
FW
15 金崎夢生 -(79分IN)
ブルガリア戦に続き、途中出場。最前線に張ってチャンスを待ったが、思うようなパスが届かず、求められる仕事はこなせなかった。
 
FW
14 小林 悠 -(88分IN)
限られた出場時間のなか、ロスタイムには決定機を迎えるが、痛恨の空振り……。今回のキリンカップではアピールできなかった。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 5
1点ビハインドの状態から次々とカードを切ったが、同点弾は奪うまでには至らず。槙野の左SB起用など、新たなトライを試みるなか、小林悠を投入した終盤は4-4-2にして前線に厚みを持たせるも、奏功しなかった。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。