「女性向けAVは、中高年男性にもオススメです」
 こう語るのは、元AV女優で、スポーツジムのインストラクター経験もある、竹下ななさん。

 女性向けAVとはその名の通り、「女性が見るため」のAVで8年ほど前から話題になっているが、その内容は男性向けの従来のAVとは全く違う。
 「基本はドラマ中心で、絡みシーンは2割程度です。セックスに入るまでの過程をきっちり描いているのが、一番大きな特徴ですね。確かに女性は性行為そのものより、ソコに至るまでのシチュエーションやムードに興奮するところがありますからね」

 男性にすれば理解しがたいが、そこは男と女の差。そして、女性向けAVの世界観はまさに女性が求める理想のセックスなのだ。
 「男性には、すごく勉強になる教材です。『女ってこんなことで濡れるんだ』と驚くことも多いはず」
 一度見てみる価値はある。

 だが、勉強になるだけではない。中高年男性にオススメする理由はズバリ、これは“ED向けAV”とも言えるからだ。
 「例えばピストン運動。男性向けAVの場合、ほとんどは豪快で激しいピストンを繰り出して、女の子を喘がせていますよね。ところが、女性向けは全然違うんです。ゆっくりとした優しい腰遣い。おそらく男性から見れば、『そんなヘナチョコでいいの!?』と驚かれると思います(笑)」

 確かに、女性向けAVはセックスの仕方が実にソフト。しかし、先にも述べた通り、これぞ女性が求めるものでもあるのだ。
 「EDになりやすい男性は、男性向けAVの影響を受け過ぎとも言えます。セックスで男性の力強さや逞しさを強調しようとするあまり、無理をしてアッチの元気もなくなってしまう。ぜひ女性向けAVを見て“これぐらいのスローピストンでいいんだ”と理解してもらいたいです」

 なぜ、ゆっくりピストンがED解消に役立つのか。
 「理由は二つあります。一つは、ゆっくりと腰を動かすことで女性器を堪能できる点。アソコのヒクつき具合や濡れ具合、ネチョネチョといったイヤラしい音も響きやすいんです」
 男性はつい快感を求めるあまり、腰の動きを速めてしまうが、これでは“摩擦快感”のみしか味わえない。しかし、セックスの本当の気持ちよさは女性器をじっくり味わうこと。そのほうが男女とも快感が増しやすいのだ。

 もう一つの理由はコレ。
 「体力不足の男性が猛烈なピストンをすると、快感よりも先に体がバテてしまう。その結果、中折れを招きやすいんですよ」

 それ以外にも、女性向けAVには見るべきポイントがある。
 「クンニのシーンなんかも大事です。基本的にクンニ中、男性は女性の手を握っているんです。そうすることで女性が感じているかどうか、文字通り手に取ることによって分かる。何より女性に安心感を与えられるので、女性は淫らになりやすいんです」

 正直、ドラマシーンが長過ぎて男性の多くは「早送り」しがちだが、絡みのシーンだけでも見て、女性が求めるセックススタイルを知るべき。そこにはED解消の秘訣も隠されているのだ。

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。