ダルビッシュは「手術前を超えた投手」になれるか

写真拡大

復帰戦がプラチナチケットに
復活に注目が集まるダルビッシュ有

 メジャーリーグでは、ピート・ローズが持つ通算最多安打記録4256に日米通算であと12本、MLB通算3000本安打まであと34本(6月6日現在、以下同)と迫っているイチロー(マイアミ・マーリンズ)に注目が集まっているが、それに劣らずファンから熱い視線を浴びているのが5月28日、メジャー復帰登板で好投し、勝ち投手になったダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)だ。

 右ヒジ靭帯の損傷が判明し、正常な腱を移植して靭帯を再建する、いわゆるトミー・ジョン手術を受けたのが昨年3月。以来ダルビッシュは完全復活を目指してリハビリを続けてきた。

 ポスティングシステムによってレンジャーズに入団した2012年にいきなり16勝9敗の好成績を収め、2年目も13勝9敗、3年目も10勝7敗と活躍したダルビッシュはメジャーでも指折りの好投手として認められている。加えてレンジャーズは2010年、11年と2年連続でワールドシリーズに出場し、昨年はアメリカンリーグ西地区優勝、今年も同地区の首位を走っている今勢いのあるチーム。地元のファンにしてみれば、ダルビッシュが以前のように勝利を重ねてくれることで悲願のワールドシリーズ制覇の期待が持てるわけで、復帰を心待ちにしていたのだ。

 そんなこともあってダルビッシュが先発登板をすることになった28日の対ピッツバーグ・パイレーツ戦(交流戦)はチケットが高騰。最も高いバックネット裏前方の席は通常価格233ドル(約2万5000円)が、740ドル(約8万円)に跳ね上がったという。

 ファンの足を球場に運ばせたのは、もちろんダルビッシュ復活への期待感だろうが、ほんの少し心配もあったはずだ。手術によって以前のような投球ができるのか。それを見届けたいという。

 ここまでダルビッシュはマイナーリーグでテスト登板を繰り返し、好投を見せていたが、メジャーになれば打者のレベルはアップする。しかも対戦相手は今季のチーム打率が2割8分に迫る強打パイレーツ。マウンドを見つめるファンはドキドキだったはずだ。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)