ネット上で“可愛い女の子”が増えてきた?

ここ10年ほどで独特の進化をとげたプリクラ。「プリクラに写る女性の顔面偏差値は信用するべからず」がもはや常識になってきました。

しかし、最近ではプリクラではない、普通にスマホで撮影された写真でも「かわいい女の子だなあ」と感じることが増えていませんか?

もしかしたら本当にかわいい子は増えているのかもしれませんが、恐ろしいことに、最近では顔面加工が簡単にできるアプリが次々とリリースされていて、もはやネットにアップされる女子の写真はあらかた「盛られた(=いい感じに加工された)」ものがほとんどなんです。まさに文字通り「可愛いは作れる」です。

ということで、今回はいま若者の中で大流行中の顔面加工アプリを2つ紹介し、そのブームのワケに迫ります。

すっぴんでも盛れるメイク加工アプリ

人気の顔面加工アプリ「Makeup plus」。これは顔を自動でオルチャンメイク(韓国風美人メイク)に変更してくれるアプリです。たとえすっぴんで自撮りをしてもSNSにアップするときにはフルメイクが完了しているというすぐれもの。

海やプールなどのちょっとメイクがヨレたり落ちたりしてしまう場所での自撮りも確実に盛れるということで、これからの季節に需要がジワジワ伸びてきています。

「ちょっと今日すっぴんだから写メ撮らないで〜!」「Makeup plusで加工するから大丈夫!」こんな感じの会話がいたるところで交わされています。アプリで化粧する方が、実際自分で化粧するより“盛れる”説も……。

すっぴん対策だけでなく、ちょっと変わり種として人気なのが、トライバル柄のフェイスペイント加工。現実ではなかなかできないメイクが画面の中では簡単に挑戦できてしまうため、おしゃれ女子がこぞって使っています。

犬猫に変身してナルシスト感を軽減する

まず、いまTwitterでもInstagramでも多く見かけるのが、この子犬加工。動画バージョンでは、口を開けた瞬間にベロがペローンと出たりします。芸能人のSNSで見たことがある人もいるのではないでしょうか?

これは、「Snow」というアプリを使っています。このアプリでカメラを起動すると顔のパーツを自動的に認識して可愛いワンちゃんやネコちゃんに変身させてくれるんです。ただ、可愛い写真が撮れるだけでなく、現実にはありえないものに仮装することによってナルシスト感は軽減されるというスグレモノ。

前述のように、SNSに載せる画像の加工は定番化していますが、とはいえ「自分の顔を一生懸命可愛く加工する」行為は、まだちょっと恥ずかしいものと認識されています。肌をきれいにするのも、目を大きくするのも、自分のコンプレックスの裏返しです。しかし、ワンちゃんネコちゃんにまでなってしまえば、そんな些細なことは気にならなくなるでしょう。だって、もはや人間じゃないし。

気軽に褒め合えるSNSはやっぱりサイコー!

では、なぜ若者たちはそこまでしてSNSに自撮りを上げたいのでしょうか?そりゃあ褒められたいからに決まってるじゃないですか!! でも、「可愛い」って言ってくれる人なんて彼氏以外にそうそういないのが現実……。

SNSがもはやライフラインになっている私たちは「いいね!」をし合うことによって、手軽に褒め合える時代になりました。「いいね!」のコミュニケーションは時々、不健康だと言われたりもするけれど、なかなか口に出せない、前向きな言葉を頻繁に伝え合えるようになったのはいいことだなと思います。

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(たなかもみこ)