5日、環球網によると、三菱マテリアルが中国人元労働者3人と和解したことをめぐり、米サンフランシスコに本部を置く華人団体が「誠意がない」などと非難する声明を出した。資料写真。

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2016年6月5日、環球網によると、三菱マテリアルが戦時中の強制連行問題で中国人元労働者3人と和解したことをめぐり、米カリフォルニア州サンフランシスコに本部を置く華人団体が「誠意がない」などと非難する声明を出した。

三菱マテリアルと元労働者らは1日、中国北京市で和解書にサインした。三菱マテリアルは謝罪として1人当たり10万元(約170万円)を支払うことや記念碑を建設することなどで合意。基金設立による和解事業の実施も打ち出している。

台湾・中時電子報によると、抗議声明を出した「世界抗日戦争史実維護連合会」は現地時間3日、「元労働者の選択を尊重する」とする一方、日本側に対しては「文字遊びだ」と不満を表明。「10万元には『賠償』という意味が明確に示されておらず、いわゆる『謝罪』には中身がないことが明らかになった」とし、「事実と責任の回避、誠意欠如を強烈に非難する」と主張した。連合会は「今回和解を受け入れた元労働者らは、生存する元労働者全員を代表しているわけではない」とも指摘し、別の団体が謝罪と賠償を求めて北京市第一中級人民法院に訴えを起こしていることを説明した。(翻訳・編集/野谷)