ケンカするほど仲がいいってホント?

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6月6日は「アンガーマネジメントの日」。怒りのピークが6秒であることと、「ム(6)カム(6)カ」という言葉からこの日に制定されたとか。アンガーマネジメントとは自分の怒りの感情を理解し、コントロールすることでポジティブな力に変えていこうという心理トレーニングのことです。

当然、怒ったりイライラしたりすることは誰にでもありますが、その表し方は人それぞれ。でも、怒り方を間違えると人間関係にヒビが入ってしまいます。パワハラやモラハラの意識が高まっている現代では、単に「短気な上司」や「口うるさい人」では済まされません。感情的になりがちな人は、注意しないと取り返しのつかないことになってしまうことも......。

現代では、どのような怒り方が理想と思われているのでしょう。「怒られたい著名人ランキング」を見てみると、その答えが見えてきます。

上位ランクインした人の共通点

1位に選ばれたのは2年連続でマツコ・デラックスさん。「的確にはっきりと言ってくれそう」(30代/女性)、「筋が通っていて納得できそう」(20代/女性)というコメントから、ヒステリックではなく、理性的に、ロジカルな怒り方をしてくれそうなところがポイントのようです。確かにマツコさんなら、後からもやもやすることなさそうです。

2 位には松岡修造さんがランクイン。「ただ怒るのではなく前向きにしてくれそう」(20 代/女性)「喝を入れてくれそう」(40 代/女性)のような"ポジティブな怒り"に支持が集まりました。3 位のタモリさんには「優しく的確に指摘してくれそう」(50 代/女性)「怒っても優しそう」(30 代/男性)など、"優しい怒り"を期待している点が特徴です。

いずれにしても選ばれたのは冷静で的確に、筋が通った怒り方をしてくれそうな人ばかりです。後腐れがなさそうなのもいいですね。面白いのはランキング10位中、女性でランキングしたのは天海祐希さん(4位)と真矢みきさん(9位)だけという点です。理性的に怒るイメージを持たれている女性は、少ないようです。

ちょっと角度を変えて、「パートナーによく怒っていそうな著名人ランキング」を見てみましょう。こちらで1位に輝いた(?)のは、藤本敏史さんと木下優樹菜さん夫妻です。次いで、2位に佐々木健介さんと北斗晶さん夫妻、3位に石田純一さんと東尾理子さん夫妻と続きます。"かかあ天下"のイメージが強いカップルが上位を占めましたが、みなさん、おしどり夫婦としても知られていますよね。

理不尽に怒りをぶつけるのはNGだけど、お互い言いたいことは我慢せず、最後は後味よく仲直り! 夫婦円満の秘訣はそこにあるのかも知れません。

各ランキングは以下。

【怒られたい著名人ランキング】
1位 マツコ・デラックス
2位 松岡修造
3位 タモリ
4位 天海祐希
5位 松本人志
6位 北野武
7位 林修
7位 坂上忍
9位 真矢みき
10位 有吉弘行

【パートナーによく怒っていそうな著名人ランキング】
1位 藤本敏史&木下優樹菜
2位 佐々木健介&北斗晶
3位 石田純一&東尾理子
4位 川崎麻世&カイヤ
5位 片岡愛之助&藤原紀香

調査は日本アンガーマネジメント協会が2016年5月20〜21日、20〜59歳の既婚男女516人を対象にインターネットで。