厳粛な空気が漂う伊勢神宮の内宮正宮

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「G7伊勢志摩サミット」が開催され、世界中の注目が集まった伊勢〜鳥羽エリア。歴史と自然あふれる人気の観光地だ。

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観光の中心となるのは、2013年に20年に一度の式年遷宮を終え、社殿などが一新された伊勢神宮。日本人の総氏神である天照大御神を祀る内宮(皇大神宮)と、産業の守り神である豊受大御神を祀る外宮(豊受大神宮)を中心に、125の宮社から成り、2000年以上の歴史を持つ日本の神社の中心だ。

伊勢神宮への参拝は、古くから“お伊勢参り”と呼ばれ、日本人なら誰しも一度は訪れたい場所と言われてきた。伊勢志摩地方の観光スポットとして人気が高く、サミットに出席したオバマ米国大統領ら、先進7か国の首脳らも伊勢神宮を訪問。「平和と繁栄を祈る」「聖なる場所を訪れることができて光栄に思う」など、称賛の声が届けられた。

お伊勢参りは古来の習わしに従い、外宮から内宮の順で参拝するのが基本。外宮から内宮は離れているが、両方を結ぶバスが出ており、これを使えば約10分で移動ができる。

内宮前には江戸〜明治時代の伊勢の街並みを再現した「おかげ横丁」という観光スポットが。また7月16日(土)には宮川河畔で約9000発の花火が夜空を彩る「神宮奉納花火」が開催。

この夏は世界のリーダーが感嘆した、伊勢神宮へ“お伊勢参り”してみてはいかがだろう。【東海ウォーカー】