中国メディアの微信はこのほど、日本の生活環境のなかで容易に発見できる非常に多くの「人性化」の事例を紹介、それらは1つの「感動的な世界」を形成していると絶賛している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの微信はこのほど、日本の生活環境のなかで容易に発見できる非常に多くの「人性化」の事例を紹介、それらは1つの「感動的な世界」を形成していると絶賛している。

 「人性化」という中国語は、簡単に言えば人に優しい、温かみのある、人間らしいという意味の単語だ。従って人性化設計という言葉には人に優しい設計、人性化管理であれば温かみのある管理、人性化服務であれば顧客本位あるいは人情味のあるサービスという意味になる。

 記事が日本の生活環境に存在する一群の人性化の事例について、「感動的な世界」と絶賛するのは決して大げさな表現ではない。日本を初めて訊ねた中国人学生も「音姫」というトイレの機能の1つに人性化が実現されているとして「感動してたまらなかった」と述懐している。

 この学生は人性化について、「人がもっと心地よく生活するようにという願いを込めて製品や制度をつくる」という意味があると説明している。従って中国人が使う人性化という言葉には、日本で使われる人に優しいという言葉よりももっと深い意味、言うなれば製品や制度を作った人の思いやりをはっきり感じるという概念が含まれていると言えるかもしれない。だからこそ、中国人は日本で見られるさまざまな人性化に「感動」するのだろう。

 記事は日本の生活環境のなかで体験できる人性化について、非常に多くの事例を紹介している。例えば水の量や強さや温度を調整できる温水洗浄便座、和服を着た可愛らしい少女の形をした爪切り、またコンビニエンスストアのレジの下に設置されている小さな台を紹介。さらにレストランに小さな子どものための椅子が用意されていること、傷口の場所に合わせて設計された様々な形の絆創膏、季節に応じて熱い飲み物や冷たい飲み物を販売する自動販売機、レストランの各席にある呼び出しベル、冷えた水を無料で提供する喫茶店、大人用と子ども用の手すりが備わった階段、新幹線の各座席テーブルの車内案内図、公共バスの車内の至るところに降車ボタンが設置されていることも中国人にすれば「人性化」の事例なのだ。

 日本で生活しているとこれらのことは当たり前だと感じるかもしれないが、これらの事例は中国の生活環境には存在しないものばかりだ。そして記事の紹介の仕方から分かることだが、記事はこれらの人性化が人の生活を便利にしていることに注目するだけでなく、これらの事例が反映する「人々がもっと心地よく生活するようにという願い」にも注目している。

 こうした人性化の事例について記事は「感動的な世界」が形成されていると絶賛しているが、こうした貴重な文化を守り受け継いで行くことには非常に大きな価値があると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)