白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第10回 
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

●バックスイングの軌道をセルフチェック

内藤雄士コーチ(以下内藤):前回のレッスンではスイングの基本的な部分(トップ&フィニッシュ)の形を整える作業を行ないました。今回は形だけでなく、体の動きに対してクラブが正しく動いているかどうかをチェックするポイントをお教えします。

白石あさえ(以下白石):はい。内藤コーチにチェックされながらやると自分でも格好いい形になっているなと思うんですが、一人だとそれが正しいのかどうかがわからないんです。

内藤:なるほど。特にビギナーの方は無駄に体が動きすぎていることが多いので、自分では教えられたとおりにやっているつもりでも、実際は動けていないことがほとんどですからね。大切なことは体とクラブの動きが同調すること。体に対してクラブは常に正しいポジションをキープできていれば、ボールに当たらないといったことはないし、大きく曲がるようなことも起こりません。

白石:今は内藤コーチが常に見てくれていますが、自分ひとりでもチェックできるようになるということですか?

内藤:そうです。ひとりで練習場でチェックできれば、上達も早まりますからね。ではバックスイングでのチェック方法から説明していきましょう。クラブを腰の高さまで上げたときのフェース面の向きに注目します。フェース面が体の正面側に向いているかどうかをチェックしてください。空(上)の方を向きすぎていたり、地面の方を向きすぎていないかを確認します。

白石:フェースが上を向いたり下を向いたりしているのは、よくないということですか?

内藤:プロでも個々でスイングの特徴は違うので、一概に間違っているとはかぎりませんが、基本としては腰の高さではフェース面のラインは地面と垂直だと考えてください。この先の段階で白石さんがもっとスイングができるようになったときに、少し上を向いていた方がいいとか、下を向いていた方がいいとかは出てくる可能性はあります。

白石:なるほど。わかりました!

内藤:要するにこの腰の位置でフェース面が上を向きすぎていたり、下を向きすぎているとういうのは手先を使ってクラブを上げているからなんです。ポイントとして覚えてもらいたいのが肩の動きです。腕を組んで、そこにクラブを乗せて胸に当てた状態から肩を回転させます。グリップエンドがボールを指していれば肩がしっかり回っている状態で、体の大きな部分を使ってバックスイングができている証拠になります。思っている以上に肩をしっかり回さないとグリップエンドがボールを指さないでしょう?

白石:本当ですね。結構キツイです。でも、これは目安ができて、すごくわかりやすいですね。

内藤:このときに右ヒザが右サイドに流れないように注意してください。下半身と上半身の捻転差を作ることがポイントです。

白石:自分がいかに体(肩)を回せていないかがよくわかりました。これなら、家で練習することもできますね。早速やってみます!

●体の動きに対して、クラブが正しく動いているかチェック

腰の高さでフェース面が地面に対して垂直になっているかを確認。体の正面側をフェース面が向いているのが正しい形。

腰の高さでのフェース面の向きはプロでも慎重にチェックする箇所。まずは右手で腰の高さまでクラブを上げ、フェースが正面に向いているか確認してから、左手を添える。ここでフェース面が上を向いたり、下を向いたりしていないかをチェック。ここで向きが違っているとインパクトでスクエアにフェース面が戻りにくくなる。

手先でクラブを上げると、体とクラブの動きがバラバラになる。結果、芯で当たらなかったり、左右に曲がるミスになる。アマチュアは体を回すことよりもヘッドを動かすことを意識しがちなので、手打ちになりやすい。

腕を組んで、そこにクラブを乗せてスイング動作をしてみる。トップの位置でグリップエンドがボールを指していれば、肩がしっかり回転できている証拠。右ヒザが外側に流れないように我慢させて、胸をターゲットと反対方向に向けると、肩の回転量は自然と大きくなる。

(つづく)


(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たし、2016年1月発売の週刊プレイボーイ6号で披露したパーフェクトボディが注目を集める。学生時代はバスケットボールをしていたというスポーツウーマンで、普通免許のほかに大型自動二輪免許も持っている。華奢な見た目からは想像がつかないアクティブな一面を持つ彼女だが、ゴルフはクラブを触ったことがある程度という全くの初心者。「ゴルフはやってみたいと前々から思っていました。今回の企画を通して、コースデビューすることが楽しみです」。身長:164cm B:94 W:60 H:88 血液型:A型

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato