Q:もち麦がダイエットによいという情報がテレビで取り上げられてから、わが家の主食は玄米、黒米、赤米、もち麦、大麦、もちきび、粟、大豆、小豆などをブレンドした雑穀米です。妻は「栄養豊富だから、おかずはあまりいらない」と言います。少し太り気味です。雑穀食は本当に体によいでしょうか。
(28歳・家電量販店勤務)

 A:もち麦は大麦の1種で、普通の大麦よりもモチモチしています。食感がよいことも、好まれる理由の1つのようです。
 大麦は食物繊維が豊富で、大麦100グラム中に食物繊維が10グラム以上含まれます。白米の食物繊維量は白米100グラム中に0.1グラムです。いかに大麦に食物繊維が多いかが分かるでしょう。

●おかずに野菜や魚などを
 大麦に含まれる食物繊維の多くは水溶性の食物繊維、β-グルカンです。豊富な食物繊維が排便を促進します。
 大麦は、血糖値や脂質の改善、肥満防止などの効果が報告されています。玄米については、玄米から糠の部分と発芽の部分を取り除いたものが白米ですが、この取り除いた部分にビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているのです。
 雑穀食としては、玄米ともち麦をベースに、これらを半々にして、他の雑穀や豆類を少しずつという方法もあるでしょう。未精白の玄米のほうが白米より栄養は豊富ですが、もちろん、白米ともち麦半々にしてもよいでしょう。
 ご質問の方の奥さんが「栄養たっぷりだから、おかずはいらない」と言うそうですが、多品種の穀類に豆類も加えているので、白米に比べれば栄養は多いと思います。
 しかし、例えばビタミンCや脂質は不足しています。ですから、おかずは野菜類、大豆製品などを中心に、魚や海藻などを適度にとるとよいでしょう。
 それはともかく、玄米雑穀と以上のような副食を組み合わせると、栄養は完全になり、健康によいことは間違いありません。血糖値の上昇も緩やかになるため、糖尿病の防止や肥満防止にも役立つはずです。
 ただし、どんな健康食であっても食べ過ぎては太ります。注意してください。

首藤紳介氏(表参道首藤クリニック院長)
久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院、湯島清水坂クリニック等の勤務を経て、表参道首藤クリニック院長。自然療法や代替医療をはじめ、水素温熱免疫療法や点滴療法、遺伝子治療などの高度先進医療を実践。