中国・上海のメディア、文匯報は4日、しつけと称して親によって北海道の山林に置き去りにされた7歳男児が6日ぶりに保護された件について、日本の「懲罰式家庭教育」のありかたについて論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国・上海のメディア、文匯報は4日、しつけと称して親によって北海道の山林に置き去りにされた7歳男児が6日ぶりに保護された件について、日本の「懲罰式家庭教育」のありかたについて論じる記事を掲載した。

 記事は、今回の件について男児の強い意志と良好な身体状況に敬服せざるを得ないとすると同時に「日本の学校教育と、家庭教育における身体鍛錬、忍耐力、適応能力教育を賞賛しなければならない」と評した。とくに、日本家庭における子どもの教育方式は「より多くの国における親の参考とされている」としたが、今回の件によって日本式家庭教育に対して再考すべしとの声が出たと伝えた。

 そして、日本の家庭は品性や人としての教育を重視し、小さいころから「他人に迷惑を掛けてはいけない」、「自分のことは自分でやる」ことを理解させると説明。日本の親は一般的に「子どもが公共の場でミスを犯すことを恥と認識しており、子どものミスに対して『父母の愛』をもって厳しく叱責教育する」とし、それが日本の教育において長きにわたって存在する「懲罰文化」となっていると論じた。

 一方、日本の専門家からは「今回の男児失踪で、再び日本の家庭教育における父親不足問題が改めて顕在化した」との声が出ているとした。特に仕事で家庭をあけることの多い父親は子どもとの接触の機会が少なく、子どもの成長過程に参与することが出来ないため、「往々にして子どものミスに対してもっとも単純で粗暴な懲罰の方式を選択してしまうのだ」との解説を伝えている。

 時代や社会状況の変化のなかで、常に考えなければならないのは、子どもをどう教育するのかということだ。子どもは小さなミスを繰り返しながら、そこからさまざまなことを学び成長するもの。子どもが犯したミスに対して、親や大人がどのような態度を示し、フォローをするのか。ついつい感情的になりがちなところを堪えて、子どもの健全な成長を一番に考えた叱り方、指導の仕方を考えなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)