気づけば早くも、真夏と比べて遜色のないレベルの太陽光が降り注ぐ季節に。この時期の紫外線対策は、まさに「待ったなし」! そこで今日から始めたいUVケアの基本を紹介します。攻めの美白ケア以前に、まずは紫外線からの防御で“守り”をしっかり固めるのが賢明というもの。夏が終わる頃に後悔しない、健やかで透明感のあるお肌を目指しましょう。


まずはおさらい。紫外線・日焼け止めの基礎知識

美肌の大敵、紫外線。中でもブロックすべきはUV-AとUV-B!

UV-A(紫外線A波):
肌の奥、真皮まで到達。シワやたるみの原因に。曇りでも室内でも届く!

UV-B(紫外線B波):
表皮に届き、短時間で炎症を起こす。シミ・ソバカスやくすみの原因に


日焼け止めアイテムに書いてあるSPFとPAの意味ってナニ?

SPF: UV-Bを防ぐ効果を表す数値
PA:  UV-Aの防止効果を表す目安


シーン別UVカット力の目安

屋内では、化粧下地やファンデーションだけでもOK。
散歩・買い物などのちょっとした外出を伴う日常生活 → SPF15〜20・PA++程度
レジャー・スポーツ時 → SPF50以上、PA+++以上の日焼け止めでしっかり紫外線から肌を守る


というのが一般的といわれています。


<UV対策、ココがポイント>

上のUV-A・UV-Bの説明にあるように、紫外線はシミ・ソバカスやシワ、たるみ、くすみ、肌荒れなどさまざまな肌悩みの原因に。また、皮膚がん発症のリスク要因でもあるので、できるだけ避けるのがベター。何と、肌老化の約8割が紫外線によるものといわれています。


徹底したいデイリーケア。外出するときは必ず日焼け止めを!

夏の暑いとき、晴れた日だけUVケアをしていればいい、というのは間違い! 曇りや雨の日でも油断禁物なのです。1日のうちでは午前10時頃〜午後2時頃が最も紫外線が多く降り注ぐといわれていますが、朝の早い時間でも紫外線はかなり強力。洗濯物干しやゴミ出しのわずかな時間でも日焼け止め使用を忘れずに。屋外を歩くときは日傘や帽子などを併用し、とにかく肌を“守る”ことを心がけましょう。


室内や車の中にいるときもUV対策は必要

陽射しが強い日はカーテンやブラインドをひいて過ごす、車ならUVカットガラスを使った車を選ぶ、UVカットフィルムで対応するなどの対策を。また、半袖やノースリーブで車を運転するときはUVカット用のアームカバーを使うなど、手もとのケアも忘れずに。

また、ガーデニングなどの外での作業は、首焼けに要注意。タオルやストールを帽子の下に挟むなどして首の後ろを守ることもお忘れなく。


日頃からのシミ予防としてインナーケアも取り入れてみて

シミ予防のキーワードは、ズバリ「抗酸化力」。紫外線が肌の中に発生させる活性酸素を除去する仕組みが抗酸化力で、もともとからだの中に備わっているのですが、年齢とともに低下するため肌老化が促進するといわれています。抗酸化力を低下させないためには、できるだけ規則正しく健康的な生活を送ることはもちろん、抗酸化力を持つ食品として有名なβ-カロテンをはじめとしたビタミン類を積極的に摂るなども◎(β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれています)。


日焼け止め使い、ココに注意

メーカーが推奨する使用量を守り、ケチらずきちんと塗るのが大原則。耳や唇、デコルテ、手の甲、足の甲など、塗り忘れが多いパーツもしっかりUV対策を。また、リゾートに出かけたときは、いつも以上に厳重な対策が必須。汗に強いウォータープルーフのものを選んだうえで、こまめにつけ直すようにして。


お顔のUVケアでは化粧崩れを放置しないことも大切

メイク直しにプレストタイプのUVパウダーを使うなど、使いやすいアイテムを味方につけるのがおすすめ。


外出先でも、手軽に使える日焼け止めでUVカット

メイクの上から使える日焼け止めスプレーなどを持ち歩くと便利。顔・からだはもちろん、髪にも使えるアイテムもあります。


日焼けしやすい時期の女性はいつも以上に念入りなUV対策を

妊娠中や生理前はホルモンの影響で紫外線感受性が高まるので、普段よりも日焼けしやすいそう。肌に合った日焼け止めできちんとUVケアをしましょう。


目からも紫外線をシャットアウト

目から紫外線が入ると、脳が感知してメラノサイト刺激ホルモンを分泌させるというコワい話も。陽射しの強い日はできるだけサングラスをかけたいところ。

その他、ストレスや睡眠不足など不規則な生活でホルモンバランスが崩れたときもシミができやすいといわれています。そんな日も十分なUV対策をお忘れなく。

将来のシミを防ぐためには、紫外線を極力浴びないのがやはり鉄則。正しい使用法で日焼け止めを積極的に活用しましょう。一方で、近年の日焼け止めは肌への密着度が高く、きちんと落とさないとニキビなどの肌トラブルにつながることも。クレンジングで汚れをしっかり落とし、毎晩クリアな素肌にリセットしましょう。


(文・大津礼保奈)