4日、中国で、ブランドと価格の高さから仏ワインの偽造が急増している。偽の空き瓶すらネット上で購入できる状態だという。資料写真。

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2016年6月4日、仏経済紙レ・ゼコーは、中国で仏ワインの偽造が急増していると報じた。

参考消息網が伝えたもので、G20農業相会議が西安で開催されているが、中国政府は偽造対象となっているボルドーワイン45銘柄を公開した。ボルドーワインは中国で最もよく知られているワインで、仏ワイン業界団体の責任者は、中国政府の発表について「強力なメッセージになる」としている。

中国では偽造酒は極めて大きな規模で存在しており、ネットで簡単に注文できるなど、ITの普及によって問題はさらに拡大している。中国のオンラインマーケットサイト・阿里巴巴(アリババ)では、瓶詰めの設備から、有名な仏ワインの「偽空き瓶」まで販売されており、誰でも購入できると、仏酒造メーカーの専門家は話す。偽造もさまざまで、瓶に水や酢を入れただけのものまであるという。

偽造される仏ワインは年間数百万本にも上り、価格の高い物ほど偽造される傾向が強く、メーカーは対応に追われている。偽造への対応にかかるメーカーのコストは明らかではないが、15年にフランスが中国に輸出したワインは1億8000万本、スピリッツ3100万本で、価格はそれぞれ5億3000万ユーロ(約640億円)、3億1900万ユーロ(約385億円)に上る。(翻訳・編集/岡田)