第4次産業革命が勃発![人工知能]で30兆円市場を丸呑みせよ!
日経平均株価がさえない状況が続くなか、安倍政権も猛烈プッシュする国策テーマ株に乗って、効率よく儲ける方法を専門家に聞いた!

◆第4次産業革命が勃発!

 安倍政権は5月、「第4次産業革命」と銘打つ新しい成長戦略を発表した。ロボットやIT技術を駆使してあらゆる産業で生産性を高め、’20年までに30兆円もの関連市場を生み出すという壮大な目標を掲げている。テーマ株投資に詳しいカブ知恵の藤井英敏氏は以下のように語る。

「この第4次産業革命のけん引役となるのは、なんといっても人工知能(AI)。自動運転やドローン、IoT(インターネットオブシングス、あらゆるモノがインターネットでつながること)などの関連テーマすべてに必要な技術であり、今後10年以上という長期にわたって政府が強力に後押しする『国策』となる」

 また、フィスコリサーチアナリストの飯村真由氏も、人工知能の可能性に注目しているという。

「今年の3月に、米グーグル社の人工知能囲碁ソフト『アルファ碁』が世界トップ棋士を破って大きな話題となりました。これまでの人工知能は主に人間の脳をまねて、人間と同じ働きが期待されていましたが、いよいよ人間を超える能力を発揮する存在になったといえます」

 現段階で人工知能を持つ製品で実用化されているものとしては、ソフトバンクグループのヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」や、 iPhoneに搭載される音声アシスタント機能「Siri(シリ)」などが有名だ。

◆国内の市場規模は86兆9620億円!?

「人工知能関連の国内市場規模は’30年に86兆9620億円と、’15年の23倍に拡大すると予測するシンクタンクもあるほど。今後は人工知能を駆使し、一人ひとりの消費者に応じたレコメンド(おすすめ)機能が強化される小売業や、生産ロボットの進化の恩恵を受ける製造業などでも、市場規模が急拡大することが期待されます」(飯村氏)

 人工知能の技術を使った自動車の自動運転が実現する日もそう遠くはないと考えられる。そうなればドライバー不足に悩む運輸業などでも大きな恩恵を受けることになるという。

「人工知能の技術は各産業に計り知れない経済効果をもたらすことが期待され、ソニーなど研究開発に熱心な大手企業も多くあります。しかし、実際に投資するならマザーズなどに上場する中小型の新興株が有望です。大型株に比べて値動きが軽く、大化けも狙えるからです」(同)

 しかし、新興株には気になることがある。2月半ばから急上昇していたマザーズ指数が5月半ばに「大暴落」し、人工知能関連銘柄も激しい下落に見舞われたのだ。この暴落について、藤井氏はこう解説する。

「人工知能銘柄の本命の一角とされ、年初から5倍以上に急騰していたJIG-SAW(3914)の決算内容が期待はずれだったことで投げ売り状態となり、一時は2万4000円近くまで急騰した株価が9620円まで売り込まれました。売りが売りを呼ぶ形でマザーズ市場全体に下落が波及したのです」

◆マザーズ暴落は絶好の投資チャンスか

 大化けが狙える反面、ジェットコースターのように激しく下落するのが新興株だ。暴落の余波が残るマザーズ銘柄には、しばらく手を出さないほうがいいのだろうか。しかし、飯村氏はそれを否定する。

「このところの株式市場では人気銘柄が次々と移り変わる循環物色が盛んなので、一度人気化した銘柄の調整局面で仕込んでおいて、再び人気化するのを待つというのは良い作戦です」

 藤井氏も、この暴落はむしろ投資の好機とみる。

「株で成り上がるのは、暴落局面でリスクを取って買い向かえる投資家です。人工知能は息の長い投資テーマであり、陳腐化することはありえない。これまで高値圏で手が出なかった投資家には、むしろチャンスといえます」