3日、観察者網は記事「陳菊・高雄市市長が中国本土訪問を希望、蔡英文総統も“支持”」を掲載した。対中関係の悪化に伴い、中国人観光客が減り農作物輸出が打撃を受けるなか、陳市長は中国本土訪問で挽回を図る。写真は高雄市市長のマンガキャラクター。

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2016年6月3日、観察者網は記事「陳菊・高雄市市長が中国本土訪問を希望、蔡英文総統も“支持”」を掲載した。

蔡英文新総統が誕生した台湾だが、喫緊の課題は中国本土との経済関係再建だ。中国政府は「92コンセンサス」、いわゆる「一つの中国原則」を明言しない蔡英文総統にいらだちを示しており、中国人観光客の減少、台湾産農作物の輸入削減といった経済的手段で締め付けている。

6月1日、高雄市議会では「6月に高雄市を訪問する中国人観光客が3分の2にまで減少すると見込まれているほか、農作物の輸出も影響が予測される。陳菊市長自ら中国で売り込みをかけてほしい」との要望が出た。陳市長は中国本土が認めれば、今年9月に高雄市で開催される港湾都市フォーラムへの出席要請という形式で天津市、青島市、福州市、アモイ市などを訪問したいと回答した。

翌2日、蔡英文総統が高雄市を訪問した。記者会見で「陳市長の中国訪問を支持するか」と質問が飛んだが、蔡英文は最初は笑顔でごまかした。そこに陳市長が「まだ総統に報告していないのよ」と助け船を出すと、蔡総統は「陳菊姉さんの言うことはなんでも支持しますよ」と一言。陳市長は指を唇に当てて「静かにして」のポーズを取り、これ以上は質問しないよう記者に求めた。(翻訳・編集/増田聡太郎)