「ウズウズ感しかなかった」デビューへの思い強める小林祐「どう目立つか」

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 可能性は少ないかもしれない。しかし、わずかなチャンスを信じてアピールを続けている。日本代表初選出のMF小林祐希(磐田)は「練習、食事会場、宿舎の雰囲気にはだいぶ慣れてきた」と率直に語った。合宿開始から1週間。ハリルホジッチ監督の要求、チームコンセプトへの理解を深めながら、どうやって自分の特長を出していくかに腐心している。

「このチームでどう目立つか、どう自分の色を出すか。その出し方をイメージしてきて、だいぶ固まってきた。求められていることをやっているだけでは目立てない。小林祐希がいないとダメだというプレーを出さないといけない。そこがだいぶ整理できた」

 具体的に挙げたプレーの一つがドリブルからのミドルシュートだ。「みんなパス回しや1タッチ、2タッチでのパスはうまいけど、ドリブルシュートや30メートルの距離からのロングシュートがあるかと言ったら、そこはない。それは自分の長所でもあるし、そういうのを出していきたい」と貪欲に語った。

 ハリルホジッチ監督は5月26日のメンバー発表会見で「守備に戻る、守備で頑張るというところがない」と指摘。今合宿でも「守備のアグレッシブさやフィジカルコンタクトの部分を求められている」というが、小林祐自身は「練習でそこは意外とできるなと感じている」と手応えも口にする。

 初めてA代表の試合でベンチ入りした3日のブルガリア戦(7-2)。ベンチではFW本田圭佑の隣に座り、戦況を見つめる姿があった。「実際の代表戦を間近で見て感じたことは?」という質問に「出たいなというウズウズ感しかなかった」と即答した24歳は「あの展開で出られないというのは信頼感がないということ。でも、もし出たら、“見せたい”と思う」と宣言。7日のキリン杯決勝での代表デビューへ、最後までアピールを続ける。

(取材・文 西山紘平)