タイ勢はA・ジュタヌガーンらが米ツアーを席巻している(撮影:米山聡明)

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<ヨネックスレディス 最終日◇5日◇ヨネックスカントリークラブ(6,423ヤード ・パー72)>
 初日に14年ぶりに大会コースレコードを更新し、ロケットスタートを決めたポラニ・チュティチャイ(タイ)。トータル11アンダーから出た最終日は1つスコアを落とし、この日4つ伸ばした上田桃子に追いつかれプレーオフに持ち込まれるも、2ホール目でバーディを奪って日本ツアー初優勝を決めた。
チュティチャイ、悲願の初Vの瞬間を最終日写真集で振り返る
 日本で優勝することは4年前に他界した父でゴルフの師匠でもあるブンシューさんとチュティチャイ、2人の夢だった。「父との約束を果たすことができた」と優勝者インタビューでは涙で勝利を喜んだ。さらに、「これがスタートライン。これからもっともっと勝っていきたい」とさらなる勝ち星を得たいと力強く宣言した。
 米国女子ツアーではアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が3週連続優勝を挙げるなど、世界でタイ人ゴルファーの存在感が増してきている。チュティチャイ自身は「生活には困っていなかった」が、「ゴルフをする人も裕福な家庭ばかりではない。家族を食べさすよう努力している人たちがいる」とハングリー精神がタイのゴルフのレベルを押し上げる一因になっているという。
 また、日本でも“タイのビール”として知られるシンハービールから14歳から援助を受けてきた。「ゴルファーだけでも200人はいるのでは」とタイ企業による手厚いサポートも強さの秘密のようだ。
 しかし、「日本人とちがってまじめに練習する人は少ないですね」と強い選手はいるが、数が多くないのはのんびりとした国民性のためだと笑いながら話していた。
 自身は「ゴルフが人生の一部。トレーニング、練習もしています」とゴルフを心から愛しているという。チュティチャイは30歳と女子ゴルファーの中では決して若くはない。それでも「ずっとゴルフをしていたいです。ゴルフに対する思いは誰にも負けない」と強い気持ちでこれからも戦っていくと力強い眼差しで語った。
【最終結果】
優勝:ポラニ・チュティチャイ(-10)
2位:上田桃子(-10)
3位:藤田光里(-8)
4位T:申ジエ(-7)
4位T:イ・ボミ(-7)
6位T:一ノ瀬優希(-5)
6位T:大城さつき(-5)
8位:蛭田みなみ(-4)
9位T:若林舞衣子(-3)他
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