可愛い顔だが意外に怖いカンガルー

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2016年5月下旬、オーストラリア・サウスオーストラリア州の自転車専用道路でサイクリングをしていた女性が、突然現れたカンガルーに胸を蹴られ、豊胸手術で入れていたシリコンバッグが破裂する被害に見舞われた。

女性は元気に回復、現在、そのカンガルーを「スキップちゃん」と呼ぶほど親しんでいる。AFP通信やCNNなど複数の海外メディアが報じた。

サイクリング中に突然現れ、体の上に飛び乗って...

AFPによると、この女性はシャロン・ハインリッヒさん(45)。友人のヘレン・ソルターさんと2人で、クレア・バレー渓谷の近くを走っていると、カンガルーが土手から現れた。「あら、可愛らしい!」と思う間もなく、カンガルーがジャンプしてハインリッヒさんの体の上に飛び乗った。はずみでハインリッヒさんは道路上に倒れた。カンガルーは彼女を踏み台に胸を強く蹴ると、今度はソルターさんの上に飛び乗り、ソルターさんを自転車から振り落として荒野に走り去っていった。

地元テレビ局の取材に応じたハインリッヒさんによると、カンガルーは身長163センチの彼女より大きく、すごく重かったという。胸を蹴られた衝撃で、豊胸手術で入れていたシリコンバッグが破裂したうえ、肋骨3本にひびが入った。ソルターさんも脳しんとうを起こし、むち打ち症になった。

ハインリッヒさんは「豊胸バッグの中にはシリコンと生理食塩水が入っていました。食塩水は体内に吸収されるからいいですが、シリコンはひびが入った肋骨のすぐ上で凝固してしまい、すごく痛くて手術しなくてはなりませんでした」と語っている。

カンガルーのキック力はすさまじく、オス同士の戦いで命を落とす例も珍しくない。一撃で人間の内臓を破裂させ、野犬を即死させるといわれる。ハインリッヒさんも「スキップちゃんのジャンプはものスゴイ力でした。豊胸バッグを入れていたおかげで助かったと思っています」と、病室のベッドの上で包帯を巻いた胸をなでおろしていたそうだ。