「冷たくされてもなんでときめくんだろう…運…命かな」
深山(松本潤)に片思いするシンガーソングライターの加奈子(岸井ゆきの)。相手にされないばかりか、CDが売れない理由も「声、曲、音程、あと顔かな」と辛辣な言葉。興味がない人には冷たいのね……。「99.9-刑事専門弁護士-」7話。


かわいいよ松潤「99.9-刑事専門弁護士-」7話


玩具メーカーの社長が殺された事件で、専務の西岡(嶋田久作)が犯人として逮捕された。実は、社長を殺したのは息子で副社長の河村英樹(高嶋政伸)。西岡の指紋がついた花瓶の破片を現場に置いて、罪をなすりつけた上に、会社の顧問弁護士である班目事務所を使って逃れようという魂胆。
顧問を担当する志賀(藤本隆宏)VS 刑事事件の佐田ファーム。

疑わしいと右耳を、接見や聞き込みをするときは左耳をさわるクセがある深山。佐田と志賀のプライドがぶつかる中、両耳の耳たぶをモミモミしながら事件を整理。依頼人が怪しすぎるし、否認する西岡には娘のアリバイがある。不可解だから両耳を揉んでいたのか。
佐田たちがヒートアップすると、耳をパタリと閉じて半目の深山。ノイズをシャットアウトしたいのか、少年っぽい仕草がかわいい。

「罪を認めさせて欲しいというのが副社長の依頼だからな……」
依頼を守ろうとする志賀先生に対して、「お前もこの部屋に来るときは、事実を突き詰めることが依頼人の利益になることもたまにはあるんだと、頭を切り替えてからこい」と佐田先生。……先生ってば随分な変わりよう。

「志賀、お前はな顧問をつとめる会社のために動いてるんだろうが、俺たちは被疑者の西岡さんの弁護をするために動いてるんだ。会社の立場にしか立ってない人間にこれ以上この事件のことを話すわけにはいかない!出てけ」

熱弁を振るう佐田の後ろで、ジェスチャーをはじめる深山。
「そうだそうだ!」と言わんばかりの顔で指をさしたり、「出てけ!」のときには一緒に手を払ったり。最後は無言のまま「バイバーイ」と手を振る。
先生のうしろで攻撃されないとわかってふざける子どものよう。大人げないけど、これがまたかわいい。

どうした?ダジャレ連発から、久しぶりの法廷シーン


鈍器には西岡の指紋。家族のアリバイはある。足跡はなく、不自然に散らばったガラスの破片。いつものことながら、深山が住む小料理屋の厨房で料理をしながら事件の整理をはじめる。
肉をこねて餃子の皮に包みながら、「指紋……シモンマサト」
両手をあわせて割り箸を挟んで「よし……いただきたいすけ!」

細いネギの束に炭酸水を入れている店長を見て、花瓶にヒントがあると気がついた。料理中よりも小料理屋の店主や客のなんでもない会話からヒントを得ていることが多いような……。

結局、西岡の会社に飾ってある花瓶の水を飲んで検証。
花瓶を顔の近くに寄せて「知覚過敏」
湯のみを持って「ドゥーユーノーミー」
呆れる立花(榮倉奈々)とバカウケする佐田先生。証拠がつかめて気分がいいのかダジャレ連発。

枯れた花が生けたままの花瓶と新しい花瓶に入った水の味から、すり替えた可能性をつかんだ。0.1%のためにここまでやるか……と思ったけれど、頭を殴って花瓶の割れ方を再現したときは、パラリーガルの明石(片桐仁)にヘルメットをかぶせて殴っていたから、実は意外と仕事を選んでいるのか。それとも深山にケガをさせるわけにはいかないという明石の気遣いか。

そして久々の法廷シーン。部屋に入る前にネクタイを締めたらいつものスーツもぱりっとして見える。ちょっと堅い表情は戦闘モードだからか。でも検察(池田鉄洋)に睨まれると、視線を斜め上にそらして余裕な感じ。
証人として出廷する河村を、証拠を元にじりじりと追いつめていく深山。検察と証人のおどおどしていく表情がたまらない。
0.1%の事実をみつけるまでは、地道で泥臭いことの連続だけど、法廷で次々と証拠を出していくの気持ちいいなぁ。

「深山大翔さんですね?殺人の容疑で逮捕状が出ていますので身柄を確保させていただきます」
事件解決で平和な朝を迎えたはずが、事務所に刑事がやってきた。深山は余裕の表情で、飴をカリッと噛んだ。
殺人の容疑って一体何をしたの?8話は今夜放送。
(柚月裕実)