こんにちは。PR会社に勤務しているまゆ子、36歳独身です。

婚活始めて6年、連絡を取り合った男性は100人以上。どうしていい出会いがないのか……またしてもお見合い人数が増えてしまいました。

今回の男性は3年前に出会った43人目の男性Nさん。自動車メーカーに勤務する34歳の男性、当時の私と同じ年齢でした。彼は国立H大学出身で、2人兄弟の2番目。趣味はスノーボード。そのレベルは趣味の域を超えていて、冬は有休をすべて使って雪山にこもり、各地の大会に参加するような人でした。

結局は、そんな住む世界が違う人とうまくいくはずがなかったんですよね……。

それでも私は歩み寄ろうとがんばりました。数回しか行ったことがないスノーボードにも連れて行ってもらい、忙しい彼の予定を優先しました。でも彼は結局、独身男性に多いリア充男。私が言うのもなんですが、結婚には向いていないタイプの男性だったのです。

結婚相談所に登録してある履歴書のスペックは、もちろん申し分ありませんでした。

有名大学出身の大手自動車メーカー勤務、男性であれば結婚適齢期に属する34歳。仕事も順調、普通に考えればある程度貯金も貯まっている年齢。私は彼からお見合いの申し込みが来たとき、「おお〜やった!」と声に出してしまったほど喜んだのを覚えています。

何しろ、お見合い数は43人目でしたが、すでに連絡を取り合った人は50名を超え、いい加減に婚活疲れをしていました。それでもたまにこういう高スペックの方に出会うと、「きっと何かあるに違いない」と思いつつも、期待はしてしまうものなのです。

「どうもはじめまして、Nです。今日は来ていただきありがとうございます。実は自分はお見合い初心者でして少し緊張しているのですが、よろしくお願いします」

彼のお見合い経験は5回。前回のお見合いは約1年前。その間特にお付き合いしていた人もいなかったのは、やはり趣味中心の生活をしているからだそう。

「今の仕事がけっこう忙しくて、休日出勤も多いし、出張も多いんです。日をまたいで仕事のこともあるし……まゆ子さんはお忙しいのですか? PRの仕事ってけっこう相手企業とかあって振り回されそうですが……」

最初はお互いに仕事の話をして、なかなか真面目そうな相手だと確信。ちなみに見た目も誠実そうで、芸能人で言えば、V6のイノッチという感じでした。

仕事の話がひと通り終わると、今度は趣味の話に。

1回目のお見合いは自由が丘のカフェで……おしゃれ!

「自分は大学時代にスノーボードのサークルに入って、そこでどっぷりハマっちゃったんです。だから今は冬はスキー場に通い、夏も室内スキー場に行ったり、オフトレでローラーブレードをしたり、トランポリンをしたりしています。大会に出て、プロのボーダーの人とも友達ができて、なかなか楽しいですよ! まゆ子さんはウィンタースポーツをしますか?」

「私は今まで数回行った程度かな。そんなに運動神経がよくないから痛い思いしかしなかった気が……(笑)。それほどハマれる趣味もないんです。たまにヨガとか通っているけど、すごく好きってわけではないし、休日もちょっとお出かけしてり、家でゆっくりすることが多いですね。そんなにハマれるってスゴイですね! 1年にどれくらい行っているんですか?」

私が彼の趣味に少し興味を示すと、彼はとてもうれしそうに話を始めました。

彼のハマりっぷりは想像を超え、冬は休みのほとんどを雪山で過ごし、年間にスキー場に行く回数は50〜60日。仲間と家を借りた時もあるほど。最近は家族持ちの仲間が増えて一緒に行く人が減ってきたので、1人で日帰りが多く、泊まりの時は宿か温浴施設、たまに車内泊だとか。

「年間60日って、まるまる2か月? しかもひとりで行っているのですか?」

「そう12月〜5月までの半年、ほぼ毎週末と有休使って、さらに年末年始にまとめて……金曜に仕事が終わって家で少し寝てから深夜2時〜3時に出発し、早朝5時くらいにスキー場に着いて、車で仮眠して滑って、4時くらいに引き上げて帰宅。翌日また近くのスキー場に行くこともあります(笑)」

「え? 日帰りを連日で行くの??」

「もちろん泊まることもありますが、お金もかかるし、意外と群馬とか新潟なら近いから通えるんですよ〜」

私は想像を絶する趣味の世界にビックリ! でも、なんだかこんなにハマれる趣味がある事自体素敵なことだと思えました。ただ、気になったことがひとつ。はじめてのお見合いで聞くのもはばかられましたが、大事なことなので思い切って聞いてみることに。

「そんなに趣味にハマっていたら、彼女と過ごす時間っていつあるんですか? 結婚したらそんなにスキー場には通えないと思うけど、どうするんですか?」

「確かに! それが困っている点なんですよね〜(笑)。彼女も欲しいし、結婚もしたいから、それはきちんと割り切って、時間を作るようにしますよ。でも趣味のことをきちんと理解してくれて、やっぱり行かせてくれる人じゃないと無理かな〜。正直お金もけっこう費やしているから、これがお小遣い制とかになったら困るけど、でもそこは幸せの家庭のために我慢します(笑)。 まゆ子さんはこんなスノボ男、ダメですか??」 

彼の言葉を聞き、少し安心したような……でもここまで趣味にハマっている人を支えられるかはやっぱり正直不安。

「趣味があるって素敵なことですから、私はそういう熱中できることがある人って尊敬します。一緒に過ごす時間とかをきちんと考えてくれるなら、私も大丈夫かな〜。結婚したら家族を優先にしてほしいっていうのがホンネだけど……」

この辺りでお開き。初回のお見合いにしては、仕事、趣味、そして結婚のことまで話せて、充実した1時間半。最初はそんなに趣味に生きる人と一緒にいれる自信がなかったけど、いろいろ話しているうちに「意外といけるかも!?」と思えるようになりました。

そこで2回目のデートは快く快諾。何度かデートを重ね、無事に付き合うことになりました。でもやっぱり最初の不安は拭いきれないものなんですよね。付き合いを深めるうちにその不安は不満へと変わり……続きはその2へ。

■プロフィール

 まゆ子

PR会社に勤務しているまゆ子、36歳独身。
見た目は目鼻立ちくっきりの美人で北川景子似。(良く言えば)
神奈川県にある私立女子高校を卒業後、都内の有名女子大を卒業。
婚活歴6年。出会った男性は100人以上!
ちなみに趣味は最近始めたヨガ。特技はピアノと人間観察。
ファッションは大人かわいい系。メイクはナチュラル。ヘアスタイルはボブ。身長は155僉

<男性のタイプ>
男性のタイプは、そこそこの大学を出て、そこそこの一般的な企業に勤めていればOK。
年齢は40歳以下の未婚を希望。オシャレに越したことはないけど、普通のセンスならいいかな。
理想を言えば、相手に尊敬する部分があり、自分をリードしてくれる人。身長は170儖幣紊蚤世辰討覆た諭