【日本の絶景】“東洋のドーバー”からダイナミックな瀑布まで、夏こそ行きたい厳選スポット4
日本の数ある絶景の中でも、夏にこそ訪れたい厳選スポットをご紹介。“東洋のドーバー”からダイナミックな瀑布まで、一度は目にしたい光景がずらり。
ひんやり涼グルメが味わえる立ち寄りスポットも要チェック！
16kmにわたる海岸沿いの断崖絶壁・屏風ヶ浦（千葉県・銚子）
今注目の絶景スポット
銚子半島の南にある断崖で、今年3月に国の名勝及び天然記念物に指定。名洗層や飯岡層、香取層など年代の違う地層を見ることができ、その景観からロケ地としても人気。
絶景に出会うコツ
7月下旬〜8月中旬・昼〜夕方
夏の青空＆屏風ケ浦を狙うなら、梅雨明けから台風が発生しやすくなる前がベター。夕景スポットとしても人気で、夕日と崖が見渡せるよう少し離れた場所から眺めるのもおすすめ。
・千葉県銚子市名洗町〜旭市上永井
立ち寄りスポット
銚子ポートタワー
■360度のパノラマ
銚子漁港そばに立つ高さ57.7mの展望施設。総ガラス張りのツインタワーで、4階の展望室は太平洋や利根川河口、活気に満ちた銚子漁港など眺望抜群。カフェや売店もある。
・千葉県銚子市川口町2-6385-267
ウオッセ21
■海の幸の総合センター
銚子漁港で水揚げされた鮮度抜群の魚介をはじめ、干物や加工品、地場の名産品など15店舗が軒を連ねる。購入品は宅配発送もOK。新鮮な魚介を味わえるレストランも併設。
・千葉県銚子市川口町2-6529-34
ヤマサ醤油 工場見学センター
■醤油の作り方を学び、味わう
1645年創業の日本屈指の醤油メーカーで、製造工程の映画や仕込蔵を見ることができる。人気のしょうゆソフトクリームは250円。4月27日に「しょうゆ味わい体験館」がオープン。
・千葉県銚子市北小川町2570
穂高連峰を映し出す上高地屈指の景勝地・大正池（長野県・上高地）
上高地を代表する名勝
焼岳の大噴火によってできた池で、現在の大きさは周囲約2.4km、深さ約3.9m。上高地のシンボル・河童橋までは上高地自然研究路として整備され、人気のハイキングコース。
長野県松本市の標高約1,500mの地に広がる日本有数の山岳リゾート・上高地。中部山岳国立公園の一部であり、その景観と貴重性から国の文化財（特別名勝・特別天然記念物）に指定されている。
そんな上高地の中でも景勝地として名高いのが「大正池」。大正4（1915）年の焼岳の大噴火で梓川の流れがせき止められてできた池で、鏡のような水面に穂高連峰を映し、水没して立ち枯れた木々が幻想的な趣きを見せている。
大正池からは自然研究路を歩いて、湿原の池「田代池」にも立ち寄りたい。「上高地温泉ホテル」で源泉かけ流しの名湯を堪能した後、「山の旅舎 五千尺ロッヂ」で上高地の天然氷を使ったかき氷をいただけば、疲れも暑さも忘れてしまうかも。
絶景に出会うコツ
7月下旬〜8月・早朝〜昼過ぎ
水面にくっきりと穂高連峰を映し、強い日差しで木々がきらめく姿は、夏ならではの絶景。早朝もおすすめで、朝もやに包まれた神秘的な姿は、時間を忘れて見とれてしまうほど。
・長野県松本市安曇上高地
立ち寄りスポット
田代池
■山並みを映す湿原の池
原生林が広がる田代湿原にある浅い池で、浮島が点在し、まるで水田のような趣き。大正池から歩いて20分ほどで、夏は水草のイチョウバイカモが咲き、周辺をニッコウキスゲが彩る。
・長野県松本市安曇上高地
上高地温泉ホテル
■源泉かけ流しの名湯でのんびり
創業より約130年の歴史を誇り多くの文人墨客や登山家に親しまれた老舗宿。温泉は内湯と露天風呂、樽風呂があり、日帰り入浴も楽しめる。入口にある足湯は無料で利用OK。
・長野県松本市安曇上高地4469-1
山の旅舎 五千尺ロッヂ
■天然氷＆贅沢素材のかき氷
河童橋近くに建つ宿で、夏の名物がカフェテリア トワ・サンクのプレミアムかき氷650円。信州りんごやブルーベリーなどがあり、上高地の天然氷と厳選素材で贅沢な味わい。
・長野県松本市安曇上高地4468
岩壁を流れ落ちるダイナミックな湯滝（栃木県・日光）
岸壁を豪快に流れ落ちる瀑布
湯ノ湖の南端にある幅約25m、高さ70mほどの滝で、華厳の滝・竜頭の滝と並んで奥日光三名瀑のひとつ。長さは約110mで、下の方で二股に分かれて滝壺へ落ちる姿は圧巻。
日光四十八滝といわれるほど滝が多い日光。有名なのは「華厳の滝」だが、その迫力と景観から人気が高い「湯滝」は特に夏場に訪れたい絶景スポット。
湯滝が流れる岸壁は湯ノ湖を形成した三岳溶岩流が固まったもので、湖水が勢いよく滝壺へと流れ落ちる姿は迫力満点！ 観瀑台もあるので、勇壮な滝を間近に眺めることができる。
散策後は東武日光駅前の「さかえや」へ。揚げゆばまんじゅうで有名だが、日光の天然氷を使ったかき氷も味わえる。
絶景に出会うコツ
7月下旬〜8月・滝に光が当たる昼間
色濃い緑と青空、滝の白の綺麗な3色をカメラで狙うなら、木々の影が滝にかからない昼間がおすすめ。梅雨明けや雨が続いた後などは、水量豊富でさらに迫力アップ！
・栃木県日光市湯元
立ち寄りスポット
華厳の滝
■日本三名瀑のひとつ
日光の数ある滝の中でも最も有名で、中禅寺湖からの水が高さ約97mの断崖から豪快に流れ落ちる。エレベーターで滝正面の観瀑台へ行くことができ、滝壺を間近に眺められる。
さかえや
■日光の天然氷のフワフワかき氷
日光名物のゆばを使った揚げゆばまんじゅうで知られる老舗。日光の天然氷で作るかき氷の一番人気は、生いちご700円。氷と栃木県産イチゴの食感、自家製豆乳シロップの相性抜群！
・栃木県日光市松原町10-1
一面のヒマワリ畑は必見！北杜市明野サンフラワーフェス（山梨県・北杜）
見渡す限りのヒマワリ畑
明野町浅尾のメイン会場をはじめ3会場で約1カ月間開催。畑に時期をずらして種まきしているので、いつでも見頃のヒマワリを楽しめる。8月中旬にはヒマワリ畑の迷路も登場。
日照時間日本一といわれる北杜市明野町で毎年夏に開催されるのが「北杜市明野サンフラワーフェス」。咲き誇るヒマワリの数は約60万本で、晴れた日は南アルプスや八ヶ岳、富士山をバックにヒマワリ畑を見ることができる。
メイン会場には様々な露店が立ち並ぶが、一番人気はヒマワリの種をトッピングしたひまわりソフトクリーム。メイン会場の向かいには「山梨県立フラワーセンター ハイジの村」、近くには「キャンピカ明野ふれあいの里」などがある。
絶景に出会うコツ
7月23日〜8月21日（フェス開催期間）・午前中
ヒマワリが太陽に合わせて向きを変えるのは、つぼみの段階まで。開花したヒマワリは常に東向きになるので、青空をバックに順光で撮影するなら、午前中の早い時間がおすすめ。
山梨県北杜市明野町 山梨県立フラワーセンター ハイジの村周辺（メイン会場ほか2会場）
立ち寄りスポット
キャンピカ明野ふれあいの里
■気軽に日帰りバーベキュー
茅ケ岳の麓にあるキャンプ場でログキャビンやトレーラーハウス、オートキャンプなど宿泊形態は多彩。バーベキュー広場は日帰り利用でき、用具のレンタルや食材の予約もOK。
・山梨県北杜市明野町浅尾5260-5
山梨県立フラワーセンター ハイジの村
■可愛いハイジグッズがいっぱい
アニメ「アルプスの少女ハイジ」のテーマパーク。スイスの町並みをイメージした園内には花々が咲きレストランなども点在。ヤギミルクアイス480円は陶器カップの持ち帰り可。
・山梨県北杜市明野町浅尾2471
取材・文／トラベル・キッチン（ぬくいゆかり、原口かおり、大西雅恵）
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