中国メディアの中国触摸屏網は1日、中国のスマートフォンメーカーが日本の携帯電話端末市場を「攻め取れない理由」について説明している。

 記事は米国のメディアサイト「マッシャブル」が報じた各国スマートフォン普及率を紹介。韓国が88%、米国が72%、中国が58%、ロシアが45%だったが、「意外にも日本は39%である」と指摘。これは日本の携帯市場の「フィーチャーフォン率が大きい」からであると説明した。

 続けて「これは日本のスマートフォン市場にはまだ大きく増加する余地が存在していることを意味する」と説明。しかしそうであれば「中国のスマートフォンメーカーはこの大きな増加が見込める市場の存在を知りながら、なぜ手を出そうとしないのか」と問題を提起した。

 記事は非常に多くの答えを提出、その1つとして「日本は国民の嗜好に合わせてフィーチャーフォンを改良した」と説明。その事例としてタッチパネルとボタンで操作できるフィーチャーフォンを紹介、「両方の優れた点をミックスした特色ある携帯」と記事は日本の「小イノベーション」を高く評価、こうしたフィーチャーフォン人気が中国メーカーに隙を与えない1つの理由であるという見方を示した。

 さらに日本には「NFC決済」がすでに構築され、普及しているが、記事はこれを「非常に高い敷居」と呼んでいる。中国メーカーがこのシステムの利用可能なスマートフォンを提供するのは「決して簡単ではない」と指摘した。

 また日本市場ではiPhoneが割り引いた価格で販売されているため、中国メーカー自慢のコストパフォーマンスも「通用しない」と記指摘。さらに中国メーカーのスマートフォンの大部分は日本製の部品が搭載されているうえ、日本市場にとって「ブランド価値が低い」こと、また日本製品の精緻な外観の前に「中国製品はデザインにおいて劣る」という点も指摘した。

 スマートフォン普及率が低い日本の携帯電話端末市場を中国のスマートフォンメーカーが攻め取れないのはいくつもの要因が関係しているようだ。しかし、記事は日本のタッチパネルとボタンで操作できるフィーチャーフォンに注目、小イノベーションによりこれを創り出した日本を絶賛している。なぜなら、この独特のフィーチャーフォンには「流行に呑み込まれない」日本人の強さが体現されているからだ。日本人は新しいものについては本当に優れたものだけを選んで取り入れ、古いものについても優れたものは捨てずに残すことができると記事は指摘、この特質を持つ日本人を絶賛した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)