【コパ・アメリカ グループB展望】王国ブラジルの優位揺るがず

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◆本命はブラジル

▽王国ブラジルの優位は揺るがない。ここ2大会はベスト8止まりで、ロシアW杯の南米予選でもここまで6位と苦戦。とはいえ、コパ・アメリカの過去7大会で5度の優勝など、実績は断然だ。五輪に出場するFWネイマールの出場が叶わず、MFドグラス・コスタも負傷のため欠場するのは大きな戦力ダウンだが、MFウィリアン、MFフィリペ・コウチーニョ、FWフッキ、MFカゼミロ、DFダビド・ルイスなど、タレント力は他を寄せ付けない。逆に、ネイマールの不在でチームがまとまる可能性もあるはずだ。絶対的エース不在の中、2-0で勝利した直前のパナマ戦でゴールを挙げたFWジョナスと19歳のFWガブリエル・バルボサに期待がかかる。初戦のエクアドル戦で活躍し、勢いに乗ることができるかどうかがポイントか。



▽グループBの2番手はエクアドルだ。コパ・アメリカでは6大会連続で決勝トーナメント進出を逃しているものの、グループに恵まれた今回はチャンスだ。頼りになるのは、アントニオとエネルの“バレンシア・コンビ”。ブラジルW杯でインパクトを残したエネル・バレンシアは、その後に移籍したウェストハムでプレミアリーグを経験し、レベルアップ。常連のアントニオ・バレンシアの方はシーズン終盤に負傷から復帰したため、現在はフレッシュな状態。コンディションも最高潮となっており、好パフォーマンスが期待できる。エースのFWフェリペ・カイセドの負傷欠場は痛いが、スウォンジーのMFジェフェルソン・モンテーロやキックに定評があるDFワルテル・アジョビなど多士済々のメンバー。準々決勝進出は射程圏内だ。

▽ペルーは3番手評価とした。W杯は1982年大会以来出場できていないものの、南米開催の環境面が大きく影響するコパ・アメリカでは過去7大会すべてでベスト8以上。だが、今回はアメリカでの大会のため、それほど強調材料にはならない。ここ2大会は3位、4位といずれも準決勝まで進出しているものの、現在のチームはロシアW杯予選で1勝1分け4敗の8位と低迷中。リカルド・ガレカ監督は、FWパオロ・ゲレーロを招集しているものの、FWクラウディオ・ピサーロやMFフアン・マヌエル・バルガス、DFカルロス・サンブラーノらを外し、若手を多く選出。この選択が吉と出れば面白いが…。

▽FIFAランキング71位のハイチは厳しい戦いを強いられるだろう。W杯の出場は1974年のドイツ大会が最後。CONCACAFゴールドカップでも、ここ30年での最高がベスト8と、実績で大きく劣る。プレーオフでトリニダード・ドバコを破って出場を決めたが、現在行われているロシアW杯4次予選でも敗退濃厚の最下位に低迷。エクアドルとペルー相手でも分が悪く、組織的な戦いに徹してどこまでやれるかだろう。初戦のペルー戦にピークを持っていくのがベターな策か。

◆グループB日程

▽6/5(日)

【第1節】

《8:30》

ハイチ vs ペルー

《11:00》

ブラジル vs エクアドル

【第2節】

▽6/9(木)

《8:30》

ブラジル vs ハイチ

《11:00》

エクアドル vs ペルー

【第3節】

▽6/13(月)

《7:30》

エクアドル vs ハイチ

《9:30》

ブラジル vs ペルー