蔡英文総統

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(台北 4日 中央社)シンクタンクの台湾智庫は3日、先月20日に発足した民主進歩党(民進党)・蔡英文政権に関する世論調査を発表した。就任後の蔡総統の仕事ぶりなどについて、「満足」と答えた人は52.4%で半数を上回った。一方、「不満」は12.5%だった。

「理念や主張が近いと感じるのはどの政党か」という設問では、「民進党」(32.9%)が最も多く選ばれ、最大野党の「中国国民党」(14.9%)、第三党の「時代力量」(10.2%)が続いた。

ただ、新政権発足に伴い衛生福利部長(衛生相)に就任した林奏延氏が、世界保健機関(WHO)総会での演説で、代表の名称として「チャイニーズ・タイペイ」を使用し、「台湾」を使わなかったことについては、「不満」(46.7%)が、「満足」(34.8%)を超えた。今後は「台湾」を使うべきだと答えた人は72.4%で大多数を占めた。

台湾智庫の頼怡忠副執行長は、1月の総統選挙から就任までの約4カ月間に、新政権に対する新鮮味が薄れてしまったとした上で、満足度が予想を下回ったことは、蔡総統に対する重要な警告だと語った。

調査は20歳以上の市民を対象に先月30日と31日に行われ、1157人から回答を得た。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)