日本人の中国に対する好感度が過去最低を記録するなど、日本人の対中イメージは決して良好ではない。中国メディアの和訊網はこのほど、「日中相互のイメージ分析」と題して、「日本人から見た中国のイメージ」について論じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人の中国に対する好感度が過去最低を記録するなど、日本人の対中イメージは決して良好ではない。中国メディアの和訊網はこのほど、「日中相互のイメージ分析」と題して、「日本人から見た中国のイメージ」について論じた。

 記事はまず、近代中国に大きな影響を与えたのはロシア・米国と並んで日本であるのに対して、近代日本に大きな影響を与えたのは中国ではなく米国だと指摘。日中間の互いに対する見方は複雑だと論じた。

 続いて、日本が中国に対して抱くイメージが変化してきた歴史に触れ、古代のように敬意と崇拝の念を抱き、全面的に中国に学んでいた時もあれば、明治維新以降のように軽視、蔑視に転じた時期もあるとした。そして90年代に入ってからは、中国経済の急成長に「嫌悪と恐怖」を持つようになったと説明。こうした尊敬から蔑視への変化、嫌悪と恐怖は日本が中国に対してのみ抱く特殊な感情だという。

 その理由について、強者を敬い弱者は蔑視する、弱肉強食の「日本の民族性」のためだとの意見が一部で存在するとする一方、決してそうではないと主張。むしろ中国側に問題があり、すでに相当の実力を持っていながら「精神面および政治面」で日本人を納得させられていないことが原因であるとした。

 最後に、日本は「仁、義、礼、孝」といった中国の伝統的な道徳価値観を高く評価しているのに対し、「中国人は伝統的価値観に対する評価が極めて低いと思われている」ことに悔しさをにじませながらも、「中国社会の道徳水準と民度を振り返ってみると反省せざるを得ない」と、改善の余地があることを認めた。

 日本の対中感情が大きく変化しているのは事実だろう。国交正常化直後の日中関係は「蜜月時代」にあった。中国は否定しているものの、中国が反日教育を開始したことで、徐々にその関係にも変化が生じてきた。また、定期的に中国で起きる反日デモも日本人の対中感情を悪化させた要因の1つと言えそうだ。中国も文明的で礼儀正しく、友好的で信頼できることを示せば、日本人の対中イメージは改善していくだろうが、その道のりは遠そうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)