心に振り回されない。本当の自分を知るために 前編【マインドフルネスにいまを生きる】

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身体感覚(五感を通して得る情報)や感情(喜怒哀楽)、考え(〜するべきだ、〜は美しい)などが常に浮かんでは消えていくことに気づき、これらと「本来の自分」を同一視せずに客観的に観察すること。今この瞬間に起きていることに意識を向け、どんな感情でも思考でも感覚でも衝動でも、それをジャッジすることなく、ただ見守ること。そうして「本来の自分」は、それらにとらわれることのない自由で神聖な存在であることを思い出すプロセスが、マインドフルネスです。
つまり「今この瞬間」に自分に起きていることを知っている、ということです。たとえば、売り言葉に買い言葉、というように、反射的に言葉が出てくることがあります。そして、そんな場合、自分に何が起きているか、気づいているでしょうか。自分が本当に感じていることとは全然ちがう言葉になって出てくることが多いかもしれません。たとえば、恋人とディナーの約束がキャンセルになったとき。「なによ!うそつき!」と口から出てはいても、本当のところは「会いたかったし、楽しみにしていたからとても残念でかなしい」だったりしませんか?
本当の自分の思いを、自分が知らなければ、それを相手に伝えることもできません。自分で分かっていないことを、相手に分かってもらおう、察してもらおう、というのもなかなか難しいものです。
現代社会では結果が重要であるとされているため、とにかく先へ先へと急ぎがちになってしまいます。頭はどんどん先へ行きたがります。あるいは、過去を掘り返したがります。でも、本来の自分は、未来にも過去にも行かず、今ここにいます。そして、身体や呼吸は、今この瞬間を感じるのにとっても役立つツールです。今この瞬間にいつづけること、つまり、身体や呼吸を感じることは、本来の自分を思い出す足がかりになります。
イライラしたとき、焦っているとき、悲しいとき。そんなときは、まず深呼吸をひとつ。そうして、自分の呼吸がどんなふうか見てみましょう。本当は自分がどうしたいのかが見えてきやすくなります。
今日の1枚:
あくびをするとき、口はどんなふうに開いていくでしょうか。顔や身体にはどんな感覚があるでしょうか。呼吸はどんなふうにはいっていきますか? あくびのたびに観察してみましょう。簡単なマインドフルネスの練習です。
>>明日の後編に続く

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