2016年6月1日、陸上自衛隊のツイッター公式アカウントから、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真は「富士総合火力演習」の見学者募集の告知ポスターである。演習は、今年8月28日、静岡県御殿場市の東富士演習場で実施される。応募の受付は6月1日から始まった。7月4日で締め切られ、当選者には当選ハガキで知らされるという。

「ガルパンの影響で倍率上がりそうだな」


「富士総合火力演習」見学者募集告知ポスター(陸上自衛隊ウェブサイトより)

富士総合火力演習こと「総火演」は、戦車など自衛隊が保持する「火力」が集結し、実弾も使って繰り広げるド迫力の演習だ。ここ最近は年々人気が増しており、応募してもなかなか当選できない「プラチナチケット」となっている。

ツイッターには応募した人から、こんな声が寄せられている。

「外れるだろうけど」「当たらへんかね?」「宝くじ気分で......応募してみた」「外れ続けること10年以上 今年こそ当選しますように」といった報告だ。まさにサマージャンボ宝くじのような気分かもしれない。

「ガルパンの影響で倍率上がりそうだな」「富士総合火力演習、パシフィコ横浜でのガルパンのイベントと同じ日で悩んでるガルパンおじさん多そう」「これも或る意味オタクの祭典と言えなくもない」などという感想もあった。戦車道をテーマに掲げるTVアニメ『ガールズ&パンツァー』の人気の影響で、チケット争奪戦が激化しそう......と見る人も多い。

「どんな花火大会よりも、コレです」と断言する人も......。

「早朝6時頃に現地入りすると、早朝のリハーサル(練習射撃)も見れますので二度楽しめます」とアドバイスする人もいた。

応募は、往復はがき、またはオンラインで受け付ける。チケットは「一般券」「青少年券(29歳以下の来場者を含む場合)」の2種がある。青少年券の方が当選しやすいという噂もあるが、定かではない。チケット争奪戦にエントリーする人の幸運を祈ろう。

富士総合火力演習 2014(y.gandenさん撮影、Flickrより)