トクホに使用されている水溶性食物繊維の難消化性デキストリンはネットなどで購入可能
 すっかりコンビニの定番商品になった「トクホ飲料」。各社とも「脂肪の吸収をブロック!」やら「血糖値の上昇を防ぐ!」やら、さまざまな効果の宣伝に余念がありません。ダイエット効果を期待して、思わず買ってしまう方も多いでしょう。

 もちろん、トクホを飲むだけで痩せられなんて上手い話はありません。糖や脂肪の吸収を少しばかり防いだところで、結局は食べ過ぎてしまえばすべて無意味です。

 が、その一方で、すべてのトクホには国のチェックが入っており、少なくとも体に良い成分が入っているのは間違いないところ。過剰な期待さえ抱かなければ、それなりに飲む価値もあるかとは思います。

 ただし、トクホの難点は、いずれも価格がバカ高いところでしょう。トクホの審査には億単位の金がかかるため、どうしても原価率が上がってしまうからです。

 なにせ、大半のトクホは500mlのペットボトルが170〜200円ほど。商品によっては「1日に2本ずつ飲まないと効果が出ない」と宣伝しているものまであり、とてもじゃないが買ってられません。

 そこでオススメしたいのが、「トクホ飲料の自作」です。

◆配合成分の「元」は安価なのもある!

「大手メーカーが大金を投じて開発した商品を自分で作れるの?」と言われそうですが、実際のところ、いま発売されているトクホの多くには大した成分が使われていません。Amazonのようなネットショップでも簡単に購入が可能なのです。

 今回ご紹介するのは「難消化性デキストリン」という成分(通称「難デキ」)。水溶性食物繊維の一種で、食後の血糖値を下げたり脂肪の吸収をブロックしたりと、なかなかの健康効果を持っています。

 実証データも多く、35名の日本人を対象にした実験によれば、6グラムの難デキで食後12時間の血糖値が大幅に低下したとか(1)。国の審査をパスするだけの実力はちゃんと持っているようです。

 難デキを使ったトクホには、以下のような商品があります。

・キリンメッツコーラ
・スプライトプラス
・伊右衛門 特茶
・メッツ スパークリングレモネード
・三ツ矢サイダー クリアスペシャル
・からだすこやか茶W
・十六茶ダブル
・アサヒスタイルバランス
・三ツ矢サイダープラス
・さんぴん茶 特製
・イージーファイバー

 いずれもコンビニでよく見かけるものばかりでしょう。難デキは水に溶けやすいうえに原価が安いため、トクホの成分としては最高だからです。

 当然ながら、商品名が違っても関与成分が同じなので、どれも効果には差がありません。もちろん、各メーカーの製品はそれぞれ独自の技術が活用されてはいると思いますが、主な成分には大差がないため、どのトクホでも同じように脂肪の吸収を防ぎ、同じように食後の血糖値を下げる効果がありますし、その作用をもたらす成分さえ入れてしまえば、概ね同様の効果も得られるのではないかーーというわけです。

◆2秒で自作完了!

 さて、それでは実際に「自作トクホ飲料」を作ってみましょう。必要な材料は2つだけです。

・難消化性デキストリンパウダー
・自分の好きな飲み物

 難デキのパウダーは、Amazonで検索すれば400gが864円の格安価格で手に入ります。

 あとは難デキを好きなだけ飲み物に混ぜるだけです。たいていのトクホ飲料は500mlのペットボトルにつき5グラムの難デキを使っているので、大さじで山盛り一杯ぶんを混ぜればOK。これで、俗にいう「レタス1個分の食物繊維」が摂れる計算になります。

 写真では緑茶に混ぜていますが、もちろん炭酸飲料でもカルピスでもココアでも何でもあり。適当なアルコールに混ぜてトクホ酒を作ってみるのもありでしょう。

 難デキは一瞬で液体に溶けるため、めんどうな作業もいりません。味が変わることもないので、料理のスープに混ぜ込むことも可能です。つまり、やろうと思えば「トクホラーメン」や「トクホうどん」も作れるわけですね。

 また、コスパの面で言えば、難デキパウダーは1グラムあたり約2円しかかかりません。つまり1回につき「難デキを混ぜる飲み物の価格+10円」で、トクホとまったく同じ機能を持つ飲み物が作れてしまう計算です。これなら、1日に何杯飲んでも懐は傷まないでしょう。

 できるだけ安く健康になりたい方は、ぜひお試しください。

<文/Yu Suzuki>〈プロフィール〉月間100万PVのアンチエイジングブログ「パレオな男」(http://yuchrszk.blogspot.co.id/)管理人。「120歳まで生きること」を目標に、日々健康維持に励んでいる。アンチエイジング、トレーニング、メンタルなど多岐にわたり高度な知見を発信している。NASM®公認パーソナルトレーナー。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起で13キロのダイエットに成功。その勢いでアンチエイジングにのめり込む。