3日、韓国メディアによると、韓国で病気の娘を病院に送るためやむなく飲酒運転をした父親に対し、運転免許取り消しを免除する判断が下された。資料写真。

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2016年6月3日、韓国・ニュース1によると、韓国で病気の娘を病院に送るためやむなく飲酒運転をした父親に対し、運転免許取り消しを免除する判断が下された。

忠清南道に住む58歳の男は今年1月、昼食で知人らと酒を飲んだが、同日午後9時ごろに突然腹痛を訴えた娘を病院に送るため、約400メートルを飲酒運転したとして起訴された。しかし男は、これで運転免許が取り消された場合、建物設備管理の仕事に支障が出て家族を養っていくことができないとして、国民行政審判に審判を依頼していた。

国民行政審判の関係者は、「運転が飲酒から9時間ほどたっていたこと」「娘が痛みを訴え急を要する状況だったこと」などから男はやむなく運転したもので飲酒運転に故意性は認められないと判断、また生計のため運転免許が必須である点を考慮して、免許取り消しを免除したと明らかにした。

合わせて同関係者は、「『三振アウト』(飲酒運転3回の摘発で車を没収する制度)に当たる場合やアルコール測定に応じない場合、また血中アルコール濃度が0.125%以上や、人的被害が認められた場合などは救済は不可能」と説明している。

これについて、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられた。

「救急車を呼ぶべきだったのでは?」
「『やむを得ない飲酒運転』ってどういうことだ?酒を飲んだらハンドルを握らないのが常識だろう」
「『やむを得なくない飲酒運転』なんてあるわけない。法はすべての人に平等なはず」

「しょっちゅう例外を認めてたら飲酒運転が当然と思われるようになる」
「これを言い訳に飲酒運転する人が増えるよ」
「こうして救ってあげたら飲酒運転の常習犯になりかねないのが問題。後で人命被害が出たら誰が責任を取るんだ?」

「金と後ろ盾があれば皆が救済される」
「この国の法は法ではない。国会議員が人でないように…」
「常識の通じる社会で暮らしたい」
「自分の娘だけが大事で、他人の命なんて何とも思ってないんだね」(翻訳・編集/吉金)