日本には創業100年を超える老舗企業が多いことで有名だが、悠久の歴史を誇る中国は老舗企業が非常に少ない。中国メディアの経済日報はこのほど、「中国企業の平均寿命はなぜ短いのか?」と題して、日本と中国の企業にはどこに差があるのかを分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本には創業100年を超える老舗企業が多いことで有名だが、悠久の歴史を誇る中国は老舗企業が非常に少ない。中国メディアの経済日報はこのほど、「中国企業の平均寿命はなぜ短いのか?」と題して、日本と中国の企業にはどこに差があるのかを分析する記事を掲載した。

 まず記事は、日本の中小企業と大企業の企業寿命はそれぞれ、12.5年と58年であるのに比べて、中国はそれぞれ3.7年と7-9年だと紹介、その差が歴然としていると指摘した。

 その理由として、中国の起業家には「先天的な劣勢と不足がある」と主張。つまり、教育水準が日本と比べて低いことや、起業教育が充実している日本と比べると、中国の教育は遅れているためなのだという。そのうえで、中国の起業家には、「起業家精神」が欠落しており、一夜にして大儲けしたいと企むので、事業が長続きしないのだとした。

 また、別の理由として記事は「成長能力の欠如」を挙げた。中国の起業家は、飲食、卸売、小売業、ローエンド消費品の製造など、比較的容易に始められる業種に偏っており、製品とサービスの付加価値も低いため、激しい競争と需要の変化に対応できず、長続きしないのだと指摘。さらには長期的な発展計画の欠如、人材育成やサービス、品質の向上、顧客管理を重視しないことなども関係していると論じた。

 長い歴史を誇る中国で、老舗企業がほとんど存在しないというのはむしろ驚くべきことだが、中国の近代史を考えるとやむを得ないことではある。一方の日本は、規模の小さな老舗企業が数多く存在するというのは、法整備などの条件に加えて老舗企業のたゆまぬ努力の賜物であると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)