【警告】日本=金崎(62分) ブルガリア=イバノフ(74分)、テルジエフ(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】清武弘嗣(MF)

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[キリンカップ]日本代表7-2ブルガリア代表
6月3日/豊田スタジアム

【キリンカップPHOTOハイライト】 香川、吉田が2ゴールを挙げるなど、日本がブルガリア相手に7得点の快勝

【日本代表・総評】
チーム採点 7
 序盤から攻勢を強め、ダイレクトパスを盛り込みながら、テンポ良くボールを動かして相手を押し込み、多くのチャンスを創出。前半の45分間だけで4ゴールを奪う攻撃力を披露した。
 
 多くの選手を入れ替えた後半も攻撃の強度は落ちず、浅野の代表初ゴールを含む3点を叩きこんだ。一瞬の隙を突かれての2失点は課題だが、対ブルガリア6戦目にして待望の初勝利を挙げた。
 
【個人採点・寸評】
[GK]    
1 川島永嗣 6
21分には至近距離からのヘディングシュートを反応鋭くセーブ。後半、最終ラインの裏を突かれた場面では、果敢な飛び出しが奏功せず、その後も失点を許した。ただ、PKストップはさすが。

[DF]
5 長友佑都 6.5
タイミングの良いオーバーラップで攻撃を援護し、正確無比なクロスで香川のチーム2点目をお膳立て。守備では素早い寄せで相手を振り向かせず、ピンチを未然に防いだ。
 
6 森重真人 6
相手に身体をぶつけて競り合いに勝つという、テクニカルな守備が光る。攻撃を加速させる狙いすました縦パスも。長谷部のクロスを頭で落とし、吉田のゴールをアシストした。
 
22 吉田麻也 7(84分OUT)
森重の折り返しを確実に流し込んでチーム4点目を挙げれば、後半には清武の右クロスを確実に合わせて、この2点目。本職の守備では2失点を喫したが、スピードで勝負する場面でも負けていなかった。

19 酒井宏樹 6
危険な位置で相手にFKを与えるファウルは減点材料も、確実にボールを奪う鋭いスライディングタックルは評価したい。攻撃にも積極的な姿勢を見せ、何度も相手陣内深くに侵入して好クロスを供給した。
[MF]
17 長谷部誠 6(76分OUT)
判断の遅れがやや気になったが、柏木やCBコンビとの距離感を意識しながら、盤石のビルドアップを披露。相手への寄せも素早く、相手の攻撃を遅らせる守備も利いていた。
 
7 柏木陽介 6.5
パスを出した後にすぐ動き直してパスコースを作り、リターンを受けて展開するなど、効果的なポジショニングと確かな技術で攻撃をテンポアップ。中盤の守備でも手を抜かなかった。
 
10 香川真司 7(44分OUT)
長友のクロスを的確なポジショニングからヘッドで合わせ先制。さらに、巧みなステップワークで相手をかわし、2点目をゲット。守備も精力的にこなすなど、攻守両面で存在感を発揮。腰を痛めて途中交代となったのは残念だった。

[FW]
9 岡崎慎司 6.5(HT OUT)
チームを勢いづかせる価値ある先制点をゲット。盛んにボールを呼び込んで前線を活性化させた一方、レスターで見せるような前線からのアグレッシブな守備でも貢献した。
 
14 小林 悠 5.5(59分OUT)
最大の見せ場は、香川の2点目を演出した右からのクロス。持ち味のスピードを活かせるようなシチュエーションが少なく、タイミング良く裏をとってもパスが出てこなかった。。守備で奮闘も、奪い切る場面は散発的で、アピールに失敗した印象だ。

13 清武弘嗣 7(70分OUT)
絶妙なアクセントとなるダイレクトパスや相手の意表を突くスルーなど、攻撃の重要な局面でインパクトを放つ活躍ぶり。とりわけ、香川との阿吽の呼吸は見事だった。
交代出場
FW
11 宇佐美貴史 6.5(44分IN)
酒井宏のクロスが流れてきたところを冷静にトラップし、コースを突いたハーフボレーシュートでネットを揺さぶる。得点後はさらに躍動感を増し、好機に絡んだ。
 
FW
15 金崎夢生 6(HT IN)
確実にボールを収めるなど、前線の基準点としてはまずまずの働きぶり。味方を活かす囮の動きもこなすなど、オフ・ザ・ボールでの貢献度が高かった。
 
FW
18 浅野拓磨 6(59分IN)
右ウイングで出場。何度かゴール前に飛び込んだが、合わせることができなかったが、自らの突破を起点に得たPKを確実に決め、嬉しい代表初ゴール。
 
FW
8 原口元気 5.5(70分IN)
クロスに合わせようとして空振りするなど、何度かゴールチャンスはあったが、決め切れず。試合終盤、PKを与えたエリア内でのファウルは余計だった。
 
MF
3 遠藤 航 -(76分IN)
高い位置でのボール奪取を狙うなど、持ち味はある程度、見せた。限られたプレータイムのなか、懸命にボールを追いかけたが、チーム2失点目の場面では球際の勝負で弱さを露呈。
 
DF
2 昌子 源 -(84分IN)
右CBでプレー。オープンな展開となるなかでの出場となったが、特に大きなミスもなく、クローザー役を全うした。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 6.5
完璧な試合の入りでペースを掌握し、2失点は残念だが、圧巻のゴールショーで完勝を収める。本田不在のなか、多くの攻撃陣をテストするなど収穫の多いゲームだった。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。