馬英九前総統(中央)

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(台北 3日 中央社)先月20日に退任した馬英九前総統が、今月15日の香港訪問のために出国申請を総統府に提出したのを受けて、同府の黄重諺報道官は3日、「国家機密保護法」に基づき、許可を出すか慎重に検討していると述べた。

国家機密保護法では、国家機密に関わった元政府関係者らについて、退職などから3年以内に出国する場合、所属した機関への許可申請が義務付けられている。2008年に総統経験者が同法の適用対象になって以来、申請が行われたのは今回が初めて。

黄氏は2日にも同様の発言を行っていたが、3日付の聯合報が、「馬氏の香港訪問、総統府は認めず」と報じたため、同府が検討を進めていることを改めて強調した。

馬氏は、香港で両岸(台湾と中国大陸)関係や東アジア情勢について講演する予定だが、「悪意をもって騒ぎ立てられる」のを避けるためとして、当日中に台湾に戻るとしている。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)