「ルマン女子」 の私が気になるのはなんといってもドライバー! 世界一過酷と言われるル・マンに挑戦するってかっこいいですよね。ドライバーにとってル・マンはどのような存在なのか、レースの事だけでなく休みの日の過ごし方なども気になっちゃいます。そんな私のところに、ル・マン総合優勝を争うLMP1-Hクラスに参戦するトヨタの小林可夢偉選手と中嶋一貴選手に単独インタビューができるという、ビックチャンスが飛びこんできました!

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今回は小林選手のインタビューをお届け!・・・とその前に、小林選手がドライブする6号車のチームメイトについてもふれたいと思います。

まずは写真中央のステファン・サラザン選手(フランス出身)。サラザン選手は、トヨタF1テストドライバーを務めた後、耐久レースとFIA世界ラリー選手権に参戦した異色の経歴を持つベテランドライバーです。そして、アメリカのトップフォーミュラであるインディーカーシリーズで4勝を挙げ、WECや耐久レースでも活躍してきたマイク・コンウェイ選手(イギリス出身)。この経験豊富な二人のドライバーと共に、ル・マンの長いレースを戦います。

小林選手といえばアグレッシブなドライビングが魅力で、日本だけでなく世界中にファンを持つ日本人トップドライバーです。2009年からF1に参戦し、2012年F1日本グランプリでは日本人最高位の3位を獲得、2013年にはアジア人初のスクーデリアフェラーリドライバーとしてWECにAFコルセからフル参戦しました。現在は、日本の最高峰であるスーパーフォーミュラにも参戦しています。

世界で戦ってきた小林選手から一体どのようなお話しが聞けるのでしょうか。早速インタビュースタートです!

-世界一過酷なレース 」と言われるル・マンに挑戦するということは、やはり特別なことでしょうか?

「そうですね。いろんな意味で「過酷」ではあると思うんですけど、体力面ではそんなに過酷ではないのかなって思ってます。冬のテストの時期(1月〜4月)は月に1〜2回、普通のサーキットで30時間目が回りそうなくらいクルクルずっと走っていて。そういった中で走っているほうが体力的には辛いかなと。ル・マンは今までやってきたものの集大成であって、そこまでの準備を考えると『過酷』だとは思います。」

-ル・マンで楽しみな事はありますか?

「 ル・マン行った事ありますか?凄いですよ!夜中の2時にどれだけ人がいるか!びびりますよ。お祭りですよ!」

-それは凄いですね!小林選手も起きているんですか?

「走っている可能性が高いですね。ほぼ起きているというか、寝ないんで。24時間。」

-え!寝ないんですか?

「そんなにすぐに眠れるタイプではないので。僕と正反対の中嶋一貴選手はおそらく寝てると思うんですけどね(笑)。」

-(笑)。レース中、チームメイトが走行している時は何をしていますか?

「基本はレースを見ているんですけど、今なら寝れるなと思って寝に行ってもレースが気になってしょうがなくなってしまって。携帯でレースの結果をみると、また眠れなくなって。まさに悪循環ですね(笑)。」

-チームメイトとはどんな話をしていますか?

「ひどいですよ!ステファン・サラザンのヘルメットが、スターウォーズのダースべイダーにしか見えないとか(笑)。」

-楽しそうですね(笑) 。小林選手はスーパーフォーミュラにも参戦していますが、WECとの違いは何ですか?

「スーパーフォーミュラはエンジンパワーが少ないほうで、コーナリング速度でタイムを稼いでいます。ドライバーがクルマを走らせている感じですかね。逆にWECは、馬力が凄くていろいろなテクノロジーがクルマに入っているので、システムにいかに忠実に走るかが速く走れるコツです。」

-WECとスーパーフォーミュラ両方に参戦してお忙しいかと思いますが、休みの日は何をしていますか?

「思いついた事をやるので、不思議な事ばっかりしてますよ。そば打ち行ったり、ロウソク作ったり、サバイバルゲーム行ったり。後はご飯食べるのが好きなんで、常に食べログ見てますね。時間があったら「行きたい」ボタンを押してます(笑)。」

-小林選手が食べログをチェックしているとは! では、最後にル・マンへの意気込みをお願いします!

「前回のスパでは残念ながらトラブルで止まってしまったんですけど、クルマのスピードという点では充分戦えるスピードがあったと思うので、あとはミスなくクルマのパフォーマンスを出してゴールまでクルマを持っていけば、良い成績が残せるんじゃないかなって思っています。 」

常に笑顔で答えてくれた、小林選手。ありがとうございました! それにしても、休日の過ごし方がアクティブ過ぎます(笑)。

また、冬のテストの大変さには驚かされました。30時間のテストを何日もこなすとは・・・。小林選手の言うように、テスト期間もレースも全て含めて「ル・マン」なんですね。 レースでは今までの集大成を存分に発揮して、ポディウムの頂点を目指してほしいです!

次回は中嶋選手のインタビューをお届けします。お楽しみに(^^)

(yuri)

【Bonjour!ルマン女子vol.3】トヨタ小林可夢偉選手に単独インタビュー! 休みの日しているものとは?(http://clicccar.com/2016/06/03/372921/)