老け見えの原因!「ガサガサかかとをしっとりさせる」お手軽ケア方法

写真拡大

この季節、気になるのが“かかとのガサガサ”です。白い粉を吹いていたり、冬のひび割れが残っていたり……。

かわいいサンダルを購入しても、ネイルを念入りに行っても、かかとの手入れが行き届いていないと残念な結果に。

そこで今回は、エステティシャンの筆者が、簡単なのに即効性のある“かかとのケア”をご紹介します。かかとに自信のない方は必見です!

■ガサガサになりやすい理由は?

●冷え

足の裏には、もともと皮脂腺(油が出る腺)がありません。そのため、油分が不足し乾燥しやすいのです。

また、女性には冷え性の人が多く、足が冷えています。冷えに年齢的な要因も加わり、ターンオーバーが上手く行われないため、角質が蓄積されやすくなるのです。

●体重や靴の摩擦

それだけではなく、体重や靴の摩擦などの外部刺激から守ろうとする“防御機能”が働くと、かかとは固くなります。特に、小さい靴など足に合わない靴は要注意です。

●水虫…?

気付かない人が多い、“かかと水虫”。指の間にできるぐしゅぐしゅ水虫とは違い、乾燥している状態と同じカサカサの状態です。

角質ケアを行っても改善されないと思ったら、念のため病院に行ってみるといいかもしれません。

■三日坊主にならない「足の角質ケア」方法

角質ケアといえば、かかとを軽石でこすって、パックをして、クリームつけて……と、大変なイメージがありませんか? 

毎日そんな時間を作ることなんてできず、後回しになることが多いですよね。しかし実は、そんな大変なことをしなくても、簡単にケアができる方法があるんです。

(1)しっとりタイプの化粧水をつける

これが一番大切です。他のことはスペシャルケアだと思ってもいいので、これだけは毎日行ってください。

しっとりタイプや冬用タイプの化粧水を、お風呂上りにかかとに付けます。化粧水なので、床が汚れる心配も少ないですし、比較的乾きやすいので、忙しい方も取り入れられます。

また、ドラックストアで販売している安価なもので十分なので、お手軽にできるところもうれしいですよね。

(2)気が付いたときに乳液orクリームをつける

前述の通り、足の裏には皮脂腺がなため油を補ってあげます。

オイルだけでケアをしている方がいますが、皮膚には水分と油分の両方が必要です。そのため、化粧水と乳液(orクリーム)のダブルでケアすると、より大きな効果が期待できます。

また、オイルよりも乳液やクリームの方が、水分が一緒に補えるので効果が高まります。

(3)分厚すぎる角質は削る

触って土踏まずの皮膚より固いと感じたら削ってもOK。削った後は、固くなることを防ぐため化粧水を必ず使用しましょう。

また、削りすぎは防御機能が働き、より角質が厚くなる原因となるので逆効果。一気に削ろうと思わず、時間をかけて徐々に削っていきましょう。

(4)毎日違う靴を履く

毎日、同じ靴を履いていると同じところに負担がかかるので、できるだけ毎日靴は違うものを履くようにしましょう。

また、荷物になるかもしれませんが、通勤の用の靴と職場の靴のように用途にわけて靴を持ち歩くと、足に負担がかかりにくくなり角質肥厚のレベルが変わってきます。

気付いたときに少しでもケアを行うと、かかとは変化しやすいので、化粧水は必ず毎日塗り、その他のケアは気が向いたときに行ってみてくださいね。

いかがでしたか? 「ホントに!?」と疑ってしまうほど、簡単なケア方法ですよね。しかし、続けるだけですぐにかかとのカサカサがなくなりますよ。

かかとのローションパックをしている人もいますが、やりすぎは水虫を誘発するので注意が必要。パックをするより、毎日少しずつ化粧水を使う方が経済的なのに効果が期待できますよ。

【筆者略歴】

山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ Paul Vinten / shutterstock