NASAと垂直着陸ロケットのBlue Originが新技術研究ミッションの契約を締結。無重力での実験環境を提供

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NASAが、Amazon CEO のジェフ・ベゾス率いる宇宙輸送企業Blue Originとの間に、無重力空間で新技術の実験研究をするSpace Technology Mission Directorate(STMD)ミッションの契約を結んだと発表しました。Blue OriginはVirgin Galacticなど競合する数社と、実験用環境の開発と打ち上げミッションへの選出を争うことになります。STMDミッションは、産業界や政府、学術機関などからの有望な新技術研究課題を選択し、微小重力もしくは無重力下での実験環境を提供するのが目的のミッション。

Blue Originは研究用の資材を積んだNew Shepardを高度100kmの宇宙空間へと送り込み、約3分間の"質の高い無重力状態"を提供します。無重力での実験終了後は地上へと機材を帰還させ、その成果物を回収する流れとなります。

また、商業有人飛行を目標とするBlueOriginでは、将来的に有人での無重力実験環境も提供可能となるはずです。その時に向け、Blue Originはロケットに搭載する実験室環境の製作も行うとのこと。

NASAは「Blue Originがロケット提供企業として加わることで、宇宙での新技術研究に関する可能性と低コスト化がさらに加速するだろう」と期待するコメントを発表しています。

STMDミッションにはBlue Originのほか、リチャード・ブランソンのVirgin Galacticなど5社が打ち上げ企業として名前を連ねています。

最近はSpaceXが立て続けにFalcon 9ロケットの第1段の着陸を成功させて話題ですが、Blue Originもまた到達高度こそ異なるもののロケットの垂直着陸技術をもつ有力な企業です。

下は地上に帰還するBlue Originのロケットに搭載したカメラからの映像。