【日本代表プレビュー】2年ぶりの欧州勢との戦い

写真拡大

▽日本代表は3日(金)、豊田スタジアムでキリンカップサッカー2016の準決勝・ブルガリア代表戦に臨む。

▽3月のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でグループを首位通過した日本は、9月から始まるロシアW杯アジア最終予選に向けて調整を進める。2次予選とはレベルが大きく変わる最終予選に向けた貴重な実戦の場となるキリンカップ。日本代表はいくつかのミッションが課されている。



◆現在地を測る戦い

▽ロシアW杯アジア2次予選を7勝1分けで突破した日本代表。27得点もさることながら、無失点で8試合を戦い抜いたことは大きな成果といえる。もちろん、対戦国のレベルが低く、初戦のシンガポール代表戦で引き分けた以外は全て無失点勝利。力を測るということはできなかったはずだ。

▽9月にスタートするロシアW杯アジア最終予選では、前述の通りレベルが一気に上がる。無失点で切り抜けること、そして全ての試合で複数得点というのも、簡単には達成できないことだ。そういった意味では、最終予選の3カ月前に欧州勢と対戦できることは、現在地を測る点では最適といえるだろう。

◆新戦力発掘も

▽当然のことながら、ブルガリア戦はしっかりと勝利を収めることが重要となる。国際親善試合だからといって、結果を蔑ろにするようでは、世界で勝つメンタリティは身につかない。ハリルホジッチ監督も「勝つトライをしたい」と会見で語ったように、テストをしながらも勝利を目指したいところだ。

▽メンバーとしては、FW本田圭佑(ミラン)がヒザ裏の負傷により欠場することが確定。一方で、GK川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)は、久々の代表戦出場となりそうだ。本田が入る予定だった右ウイングのポジションに誰が入るのかにも注目が集まる。

▽また、代表初招集となったMF小林祐希(ジュビロ磐田)、MF大島僚太(川崎フロンターレ)の出番にも期待したいところ。さらに、監督が名指しで期待を露わにしたFW浅野拓磨(サンフレッチェ広島)にも期待が懸かる。貴重な実戦の場でどのようなプランを立てているのかに注目だ。

◆力試しには最適の相手

▽今回のキリンカップでは、初戦でブルガリアと対戦し、7日(火)にはボスニア・ヘルツェゴビナまたはデンマークと対戦することになる。3カ国とも10日から開幕するユーロ2016の出場は叶わなかったものの、欧州の列強国と長期間にわたって予選を戦いを続けてきている。さらに、ボスニア・ヘルツェゴビナ、デンマークに至っては出場権を懸けたプレーオフにまで進出しており、あと一歩でユーロ出場を掴めたことを考えれば、申し分ない相手と言えるだろう。

▽初戦の相手であるブルガリアは、ユーロ予選でグループHに入り、イタリア、クロアチアらと同居。わずか3勝しか挙げられず、グループ4位で敗退となったが、ホームでのイタリア戦では2-2のドローゲームを演じるなど、力がないわけではない。さらに、今年3月の親善試合ではアウェイのポルトガル戦で1-0と勝利。堅守速攻型のスタイルは、アジアで戦う日本にとっては攻略しておきたい相手だろう。

▽また、ブルガリアとは過去5度対戦し、1分け4敗と白星がないことも注目だ。2014年6月のブラジル・ワールドカップのギリシャ戦以来となるヨーロッパ勢との対戦になる日本だが、進化した姿を見せるためには、やはりブルガリア相手の初勝利を収めるしかないだろう。2013年以来の対戦となるブルガリア戦は、19時40分にキックオフを迎える。