屏東県政府提供

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(屏東 3日 中央社)南部・屏東県東港鎮特産であるサクラエビの最後の競りが5月末行われ、今季の漁は一段落付いた。同県政府農業処によれば、今季の漁獲量は1200トン近くと例年並み。生産量は5億台湾元(16億6900万円)以上に上った。

サクラエビ漁が行われているのは、台湾では同鎮のみ。世界でほかには静岡県にしかない。サクラエビを永続的に確保するため、屏東県政府と東港区漁会(漁協)により、毎年6月から10月までは漁獲禁止期間と定められている。

同漁協によると、漁師で結成された生産販売グループはサクラエビ漁船112隻を操業しており、漁船は早朝4〜5時に出港。東港の海域から南東の同県枋寮にかけて漁を行い、正午頃に帰港する。1隻当たりの漁獲可能量は9籠(1籠20キロ)と制限され、超過分の販売所得はグループの基金に充てられる。この制度によって過剰な捕獲を防ぎ、価格を安定的にしているという。

サクラエビはマグロやバラムツの卵(油魚子)と並ぶ同鎮の主要海産物。毎年漁の時期には多くの業者が競りに訪れ、1籠当たり平均6000元(約2万円)前後の値が付けられる。7割前後は日本に輸出される。

(郭シセン/編集:名切千絵)