初陣のアメリカ戦で3-3の壮絶な撃ち合いを演じたなでしこジャパン。高倉新監督(左)は、収穫と課題の両方を感じたはずだ。(C)Getty Images

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[親善試合]なでしこジャパン 3-3 アメリカ女子代表
6月3日/アメリカ・コロラド州デンバー

 横山久美の同点弾で、世界王者のアメリカを相手に劇的なドロー劇を演じたなでしこジャパンだが、代表チーム初の女性指揮官・高倉麻子新監督は、いたって冷静な表情で試合を振り返っている。

「前半に良い形で点が入って、失点はミス絡みだった。勝てれば良かった試合」

 前半に岩渕真奈、大儀見優季のゴールで2点を先取するものの1点を返され、1-2で迎えた後半立ち上がりには大黒柱のひとり、大儀見優季があからさまなバックチャージで退場となる厳しい展開。前半をリードしながら、一時は逆転を許してしまっただけに、やはりもったいない結果と言えた。

 それでも新監督は、新生なでしこの船出をポジティブに捉えている。
「(アメリカでは)とくに守備の部分、組織やラインの調整を意識しながら攻撃に入っていくことをやってきたが、少ない練習のわりにはよくやってくれた」

  30分以上を10人で戦い抜き、逆転されながらもロスタイムで追いつく粘りにも、「守備の時間が長く、攻撃へのスイッチを切り替えるのが難しかったと思うが、最後は横山がよく決めてくれた」と王者相手の同点劇を讃えた。

 なでしこジャパンは、6月5日午後1時(日本時間同6日午前2時)にオハイオ州クリーブランドでアメリカとの第2戦を迎える。